グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年2月 4日

FSダレン・シャーパーの処遇は

2001年春に6年$30ミリオンの長期契約を結んだFSダレン・シャーパーは、2006年いっぱいまで契約が残っている。しかし2005年の彼のキャップ額は$8.633ミリオンにも上るため、ペイカットから解雇まで含めて、シャーパーの処遇をどうするかが今オフのパッカーズの大きな課題だ。彼の代理人もパッカーズ側もノーコメントとしているが、情報筋によると、両者による話し合いが近いうちに行われる予定とのこと。

2005年のキャップ額$8.633ミリオンの内訳は、ベースサラリーが$3.4ミリオン、ロースターボーナス(3月15日に発生)が$2.6ミリオン、 契約ボーナスの2005年の計上分が$2.633ミリオン。彼を解雇した場合、ベースサラリーとロースターボーナスは当然消える。そのかわり契約ボーナスの未消化分を全て(この場合は2年分)2005年のキャップに一括計上しなければならない。そうすると、シャーパーを解雇することによって、$3.4ミリオンほどキャップに余裕ができることになる。

まだチーム側からペイカットの話は来ていないが、今年のキャップ額が高すぎ、下げる必要があることは理解している、とシャーパー本人は言う。当然のことながらペイカットは望まない彼は、「僕はパッカーとして引退したいし、それを実現するのは彼らの側だ。今年のサラリーの一部を契約ボーナスとし、契約延長することで金額を下げることができる。彼らにはキャップの余裕ができるし、僕は5年の契約延長ができる。これが一番易しい方法だ」

契約のやりくり以前に、シャーパーの実力が金額に見合ったものか?という大きな問題がある。今季はヒザのケガを押しての出場が多く、満足なプレー内容でなかったのは衆目の一致するところだが、それ以外にもフィールド上での読みや、リーダーシップの能力を疑問視する声は大きくなっている。もうじき30歳になる選手に、どれだけの投資をしていいものか。

今年はトンプソン新GMとジム・ベイツ新DCの就任で、彼への評価が大きく変わる可能性もある。高額サラリーの価値なし、ともし彼らが判断すれば、「ペイカットを受け入れなければ解雇」と強硬な態度に出るかもしれない。「僕はシーズンのほとんどをケガしていたし、それでもインターセプト数とタッチダウン数はチーム最多だった。元気でプレーできれば、その2倍は稼げる。ヒザのケガから復帰した時も、無理しながらのプレーだった。僕としては『並』のシーズンだっかもしれないが、それでも十分貢献できた」とシャーパーは語っている。

カテゴリ : Contract/Personnel