グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年1月25日

元QBドン・マコウスキーが思い出を語る

今回パッカーズの殿堂入りに選ばれた元QBドン・マコウスキーが、喜びを語り、グリーンベイでの良き思い出を振り返った。「正直言って、これは嬉しい驚きだよ。本当に驚いたし、慎ましく受け止めている。これは僕がプロアスリートとして受けた中で最も名誉なことだし、最も大事にしていく特別な賞だ」

「思い出深いゲームはたくさんあるけれど、その中でも最も印象的で、グリーンベイ・パッカーとして最も決定的な瞬間だったと言えるのは、シカゴ・ベアーズとの、"Instant Replay game"だね」とマコウスキーは振り返る。そう、パッカーズファンには今でも語り草となっている、あの1989年11月5日の "Instant Replay game" だ。

クリックすると拡大しますその日もパッカーズはベアーズに7-13とリードを許していた。しかし最後のドライブでQBマコウスキーは敵陣深くまでボールを進め、残り41秒、CHI陣14での4thダウンゴール。マコウスキーはレシーバーを探しながら右にロールし、エンドゾーンのWRスターリング・シャープに見事なパスを通した。56,556人の観衆は歓喜に沸きかえったが、無情にもイエローフラッグが飛んだ。QBが投げる瞬間にスクリメージラインを超えていた、というのだ。

しかし、4分間のオフィシャルレビューの末に判定は覆り、タッチダウンは有効。ルーキーのキッカー、クリス・ジャッキーがエクストラポイントを決め、パッカーズは1点差の逆転勝利を収めた。スタンドが沸くのも無理はない。パッカースはそれまで、宿敵ベアーズ相手に8連敗を喫していたのだ。

「逆転タッチダウンを取り消され、4分間のレビュー。そして審判が判定を覆し、あのプレーで試合に勝てた。今に至るまで、ランボーフィールド史上最も記憶されているゲームの一つなんだ。あの試合の一部であったことだけで誇らしいことだ。たとえあの1プレーだけだったとしても、パッカーズファンに忘れずにいてもらえるのは素晴らしいことだ」

「僕はグリーンベイを離れた後に2つのチームでプレーする機会があった。NFLでプレーを続けられたことは幸運だったけれど、グリーンベイのファンの、チームへのサポートや忠誠心は比類がない。あのようなチームでプレーできるのはとても幸運であり、名誉なことだ。今はそれが理解できる。自分がフットボールから引退し、全てが終って自分のキャリアを振り返った時、元選手として街に戻った時、今でも人々が暖かく迎えてくれて、自分のした活躍に感謝してくれる。あのファミリーの一部であることは、素晴らしい気分だし、素晴らしい名誉だ」

カテゴリ : History