グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年1月11日

QBブレット・ファーヴ

シャーマンHCは試合終了直後、QBファーヴと長い話し合いを行った。ファーヴに言い聞かせたのは、「一時的な興奮の中で、将来についての決断を下すことのないように」ということだった。過去2年のプレーオフ敗退時にはファーヴは記者会見を行わず、すぐに「現役続行かを熟考」する体勢に入ったが、今回は普通に記者会見に応じている。シャーマンHCとの話し合いで落ち着いたのかもしれない。

QBブレット・ファーヴ。「試合が終ってフィールドから出たとたんに、『もうたくさんだ』と言うのは簡単だ。でも僕は自分に対するのと同じように、チームに対してもできるだけフェアであろうと努力している。この一試合だけで判断するようなことはしない。僕は決断をしなければならないし、それについて僕はマイク(シャーマンHC)と長い話し合いをした。大変かもしれないが、この試合だけで判断するようなことはするな、と言ってくれた。彼は正しいよ。将来については、これから何週間かかけて考えるつもりだ」

考えるとは言ったものの、本人はかなりポジティブな様子。今季のプレーを通して、まだまだトップクラスのQBとして活躍できることを示したのも確かだ。「僕はフットボールをするのが大好きだし、もう自分には力がなくなったなどとは思わない。パッカーズが僕に戻ってきてほしがっているのは分かっている」とファーヴ。数日のうちにミシシッピの自宅に帰り、家族と話し合って結論を出すことにしている。もちろんチーム側は早いうちに、3月にFA期間が始まるまでには答えがほしい。「僕が『4月のドラフトまででいい?』と言ったんだけど、コーチはもっと早くなきゃ、と言っていたよ」

もちろん現役を続けるには、優勝を狙える手ごたえのあるチーム、というのが重要な要件になる。「ここに帰ってくるためには、正しい理由が僕は欲しい。それはチームをスーパーボウルに導く、というものだ。外側からではそうは見えないかもしれないが、僕は本当に、このチームが勝つためにできる限りの努力をするだろう」

昨年から家族の不幸が続いたファーヴ家だが、今は妻ディアナが乳がんと闘っている。「もう僕ひとりのことじゃない。妻は困難な時を過ごしているし、今後もそれは続く。このことは僕の(引退についての)決断にも関わってくる」

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