グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年5月18日

Tribute to Gilbert Brown

この日曜日、ギルバート・ブラウンの焼肉パーティに、彼の親族、友人、チームメイト、ファンなど200人以上の人々が集まった。このパーティは慈善団体"My Brother's Keeper"の募金集めも兼ねている。人々は、ついにパッカーズを去ることになったギルバートの愉快な思い出を語り合い、さながらエピソード披露大会のようになった。

親しい友人の元DTサンタナ・ドットソンは、もちろんスーパーボウル制覇の時の相棒でもある。今回は都合により、ビデオメールでの参加となった。ギルバートが、ドットソンとLBウェイン・シモンズ(故人)を練習フィールドまで乗せて行こう、と初めて申し出た時のこと。「ギルバートは黒のフォード・トーラスに、まるで靴ベラを使って押し込むみたいにして、運転席だけでなく助手席にまで自分の体を押し込んだ。ウェインと僕は顔を見合わせて、"俺たちはいったいどこに乗るんだ?"って感じだった。けっきょく僕たちはトランクに乗って行った」 

同じくサンタナ・ドットソン。「僕が夜おそくにランボーフィールドに戻った時のこと。ロッカールームは空っぽなんだが、サウナの方から、うなり声が聞こえてくる。恐る恐る近づいてみると、ギルバートがサウナの真ん中でエクササイズ・バイクを漕いでいるところだった。実はその翌日が体重測定の日だったんだ」

元DEレジー・ホワイトもビデオメールで、可愛い後輩を讃える言葉を送ってきた。それを見終えたギルバートがひとこと。「レジー・ホワイト、俺が恐れたただ一人の男」

ラジオ解説のラリー・マッカレンは、ロードゲームの時にはチームのチャーター機に同乗する。その時のエピソード。「私の何列か後ろにブレット・ファーヴがいて、いつものようにクロスワードパズルをやっていた。静かな機内で突然、"ミシシッピのスペルは?"とブレットが大声を出した。するとギルバートは、"河の方か、州の方かどっちだ"」

同じくラリー・マッカレン。「我々が飛行機に乗り込んでから、バスのドライバーが慌てて、翼に接触してしまうという事故があった。その揺れが収まらないうちにギルバートが言った。"これが離陸する前でラッキーだった"」

パーティの最後に、ギルバートは涙ながらに母に感謝するスピーチをしたあと、ファンたちにこう呼びかけて話を終えた。「もしマイク・シャーマンHCに街でばったり出会うようなことがあったら、こう言ってほしい。 "ギルバートは壁にかかった消火器のようなものだ。緊急の時にはガラスを割って取り出してくれ"ってね」

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