過去の記事 |
2004年 >
05月 >
Mini Camp Notebook: 最終日
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2004年5月 4日
- ミニキャンプは日曜日で終了した。ルーキーおよび若手の一部は、5月16日からの通称"opportunity sessions" というワークアウト・プログラム(8日間)に参加の予定。それ以外の選手たちは、6月2日から始まるミニキャンプに再び集合する。
- ケガ人が出なかったのは喜ばしい限り。
- 今年はドラフト指名ルーキーの全員が、6月のミニキャンプに参加できる見込み。昨年はオレゴン州立大のLBバーネットとDTリーが、一昨年はUCLAのSアンダーソンが、授業のために参加できなかった。オハイオ州立大のPサンダーも授業があるが、すでに卒業しているため、制限はないとのこと。
- 今回のミニキャンプには、ドラフト指名ルーキーの両親が全員招待されている。
- 1巡指名のCBアマド・キャロルについて、「決して期待はずれではない。しかし、昨年のLBバーネットのようなインパクトをすぐにもたらすと期待するのは酷だろう」という見方が多い。ただし、今回はまだコンディションが万全ではなかったようだ。
- ベテランのFBウィリアム・ヘンダーソンは、さすがプロ中のプロ、という体を作って参加した。いっぽうFBニック・ルーチーは今年も体重オーバーで、首脳陣を失望させた。これでヘンダーソンが残留する可能性が少し高くなったと言えそうだ。
- OLの右サイドでは、2年目のOTカーティンが成長を見せて右タックルを務めているため、OTバリーを右ガードで鍛える余裕がある。しかし左サイドは、左タックルの控えに、と期待したOTスティーヴ・モーリーが苦戦中で、今年も控えの層が心配だ。
- 2年目のWRカール・フォードは4番手WRの最有力候補だが、今回のミニキャンプでは、ナーバスになりすぎたのかキャッチミスが目立ち、不本意な出来。
- 同じく2年目のDTジェームズ・リーは、DLのセカンドチームの中でリーダーシップを発揮し、成長をアピールしている。
- 同じく2年目のCBクリス・ジョンソンは、ヒザの大きな手術から回復してきた。あと数週間すればフットボール・ドリルをこなせるようになる、とのこと。「真っ直ぐ走る分には以前と変わらない感じなんだ。横方向の動きやバックペダルに関しては、まだ回復途上って感じだね」
- 新加入のCBクリス・ワトソンは背中のケガが治ってようやくドクターのOKが出たばかりのため、今回はまだ本調子とは言えなかったようだ。
- CFL出身のCBジェイソン・ホートンの評判が良く、プラクティス・スクワッド候補か。
- RB陣の中で、上位3人に割って入るのは大変そう。3人以外でコーチが高く評価しているのはネブラスカ大出身の2年目RBダーラン・ディードリック。昨年はプラクティス・スクワッドにいた。プレシーズンゲームでたくさん出番があるだろう、とロスリーOC。
- どうやらセーフティに専念させられそうなバウ・ジュー。コーチ陣の評価は上々で、「彼は非常によいキャンプを過ごした。驚いているわけではないが、彼のパフォーマンスにはとても喜んでいる」とショッテンハイマー新DBコーチ。
- DTクリディアス・ハントが精神的にずいぶん成長した、とシャーマンHCからお褒めの言葉。「かつてないほど、フットボールに打ち込み、集中している」
- 二度目の引退から復帰してきたSエリック・クラウチだが、6月のミニキャンプまでには解雇されているかもしれない。今回初めてプレーしたセーフティのポジションでは(まだ結論には早いが)パッとしなかった。プロ人事部長のレジー・マッケンジーは、チャンスをくれと言われたからいちおう試しただけ、といった趣旨の、やや突き放した発言をしている。
- ルーキーたちが、グリーンベイの印象について聞かれて答えているが、3巡指名のCBジョーイ・トーマスが一番正直な答え。「この街やその周辺について、まだ何も知らないんだ。フットボール、フットボール、フットボール、そして睡眠、って感じだったからね」
- 今後、FAで補強すべきポイントとして、シャーマンHCはWRとTEを挙げた。TEウォールズはあくまで保険としてキープしておき、できればもっと若く可能性のあるTEを探したい考えのようだ。WRについては、パントリターナーが兼任できれば理想的。
- QBカウチのトレード交渉の進展について、シャーマンHCはわずかながら苛立ちを見せた。「よい結果が出ると希望を持っている。もしそうならなければ、こちらは"プランB"に移行するだろう。我々はすでに"プランB"や"プランC"についても話し合っている。交渉のプロセスについて、失望してはいないが、勇気づけられてもいないね。まだ何ひとつ結果が出ていないわけだから」