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Unfinished Business
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2004年4月27日
- パッカーズがQBを指名しなかったため、QBティム・カウチのトレード交渉が再び活発になる見込み。パッカーズはカウチの他に有力な選択肢がなくなったため、やや立場が弱くなった。しかし、ジャイアンツがQBイーライ・マニングを獲得したことでQBコリンズ放出の可能性もあり、QBカウチの市場価値もやや下がった。さらにブラウンズがQBルーク・マカウンを指名したことでQBが余り、「カウチを残留させてもいい」という虚勢を張りにくくなった。全体としてみればドラフト前と同じか、パッカーズの立場が少しだけ強くなったかもしれない。
- ビルズが1巡22位にトレードアップしてロスマンを指名したため、パッカーズが1巡でQBを指名する選択肢は消えた。パッカーズ首脳で最もQBロスマンに惚れ込んでいたのはロスリーOCだった。後継候補をドラフト上位で指名したからといって、ファーヴの引退を早めることにはならない、と彼は言う。「誰が入ってこようと、競争心の強いブレットの性質から言って、自分の座を決して明け渡そうとはしないだろう」
- 今月に入ってから、DEトニー・ブラッケンズ(JAX)とCBデール・カーター(NO)がパッカーズを訪問している。ドラフトでCBを2人上位指名したため、CBカーターを獲得する可能性は低くなったが、DEは指名しなかったため、DEブラッケンズを獲りに行く可能性は十分ある。「しかし問題は金だ」とブラッケンズの代理人。
- かつてはエリート・パスラッシャーだったDEブラッケンズだが、2002年のシーズン中に左ヒザの手術をしてからはあまりパッとしない。復帰した昨年は15試合で6サックを挙げた。今オフに入ってからも右ヒザの半月板を修復する手術を受けた。しかし、パッカーズでのフィジカル・テストはクリアし、動きもよかった、とシャーマンHCは語っている。ケガによる能力低下をどう見るかによって評価はさまざまだが、まだ29歳と若いこともあり、「復活の見込みは十分ある」という見方も多い。
- ドラフトが終わった瞬間から、ドラフト外選手(ルーキー・フリーエージェントと呼ばれる)の獲得合戦が始まる。パッカーズもすでに数人の選手を獲得したことが明らかになっているが、正式発表は、全員との契約が済んでからになる見込み。
- パッカーズが契約したドラフト外ルーキーは、QBスコット・マクブライエン(メリーランド)、TEキース・ウィリス(ヴァージニア工科)、LBモーリス・ジョーンズ(サウス・フロリダ)。 ウィリスはおよそ10チームから声がかかったとのこと。
- 28日から始まるミニキャンプでQBの数が足りないため、QBピダーソンと再契約する見込み。上記のQBと契約したのも同じ理由から。