グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年11月18日

The day is yours, Chad.

昨年の@タンパベイで、DTサップのヒットで骨盤に大ケガを負わされて以来、長く厳しいリハビリを積み重ねて、復帰を果たしたLTチャド・クリフトン。今週は、遺恨試合と騒ぎ立てるメディアの声に耳を貸さず、目の前の仕事に集中した。現在11サックのDEシメオン・ライスを相手に、パスプロテクションでは完封し、QBファーヴへのプレッシャーさえほとんど許さなかった。そしてDEライスの苦手なランプレーでは、当然のように圧倒した。

試合前、DTギルバート・ブラウンが立ち上がり、チームメイトの前で"ペップトーク"をした。昨年ここで敗れた悔しさ、LTクリフトンを失った悔しさを強調したスピーチだったのは言うまでもない。「彼は、"俺たちはクリフトンのために勝つんだ"という内容のことを言ってくれたんだ。僕には必要のないことだったけど、そんなことを聞くのは嬉しいことだよ」とLTクリフトンは振り返る。そして、ラインマンたちの気持ちはただ一つ、「汚いプレーじゃなく、試合内容で復讐する」というもの。

そして、まさにその通りの結果になった。「チャドは今きっと、すごくいい気分に違いないよ。今日はDEシメオン・ライス相手に完勝したんだからね。僕らは素晴らしいランニング・ゲームができた。向こうが送り込むブリッツァーも全てピックアップした。セイフティをブリッツに入れたり、スラントを仕掛けたりしてきたけど、こちらは全てを止めることができた」 とLGウォール。

試合前はやはりナーバスになったというクリフトンだが、2つ目のドライブでランが出始めると、彼もライン全体も落ち着くことができた。DTサップとは、試合中に軽い挨拶を交わしただけだったようだ。サップに、"調子はどうだ?"ぐらいの挨拶をされたクリフトンは、"Good. Obviously, real good."

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