グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年9月 3日

Sカーティス・フラーを獲得 DTラリー・スミスを解雇

パッカーズは、シーホークスから解雇されたSカーティス・フラーをwaiver から獲得した。Sフラーと入れ替わりに解雇されたのはDTラリー・スミス。セーフティ陣の拡充を図るパッカーズは、他にもSラモント・トンプソン(元CIN)とSデヴィッド・ギブソン(元IND)にもclaimを入れていたのだが、第一希望のSフラーが獲得できたため、あとの2人のclaimは取り下げた。

Sカーティス・フラーは、テキサス・クリスチャン大出身の3年目。2001年のドラフト4巡でシーホークスに指名され、控えセーフティとして3年間プレーしてきた。昨年は全試合に出場し、先発も1試合。シャーマンHCは、「以前から我々は彼に目をつけていた若手選手で、トレードをもちかけたこともあったのだが、今回は解雇されてwaiverをクリアできるのを待つことにした。しっかりした選手で、ハードワーカーだ。パッカーズの他のセーフティと比べて小さい(180cm)が、守備範囲が広い」とのこと。

管理人注

waiverシステムについては、うまい訳語が見つからないので説明を避けてきましたが、だいたいこんな感じだと思います。ある選手を解雇した場合、NFL経験が4年以上の選手なら、自動的に無制限フリーエージェントとなり、すぐに好きなチームと契約できます。

しかし4年未満の選手は、解雇されるとwaiverのシステムにかけられます。解雇から24時間以内に獲得希望チームが現れなければ、そのまま無制限FAに。獲得希望(claim)が複数チームから出された場合、前年の順位の低いチームに優先権があり、自動的にそのチームへの移籍が決まります。もちろん今回のパッカーズのように、24時間が経過してもclaimを入れたチームが一つだけなら、そのチームが獲得する、というわけです。

また、下記の記事にも関連することですが、プラクティス・スクワッドに契約するにもこのシステムが絡んできます。waiverにかけられて24時間が経過し、どこからもclaimが入らなかった選手だけを、プラクティス・スクワッドに契約することができるのです。

カテゴリ : Contract/Personnel