グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年8月 5日

TEウェスリー・ウォールズが契約に合意

元パンサーズのTEウェスリー・ウォールズがパッカーズとの契約に合意した。競合相手のレッドスキンズが提示額を引き上げ、契約はほぼ確実との噂が出ていただけに、この契約は嬉しい驚きだ。パッカーズの、ベテラン最低額$755,000ドルのオファーを受け入れたのは、スーパーボウルにより近いと判断したこと、LBネイヴィーズ、RBラマー・スミスなど、パンサーズでのチームメイトが何人もいることも有利に働いたのだろう、とパスカレリ記者は分析している。

ウェスリー・ウォールズはミシシッピ大出身の37歳。1989年のドラフト2巡で49ersに指名されるが、ケガもあってサンフランシスコでは芽が出なかった。1994年にセインツに移ってようやくスターターに定着し、才能が花開いた。そして1996年にパンサーズに移ってからは5回のプロボウル出場を果たし、名実ともにNFLトップクラスのレシービングTEとなった。しかし2000年シーズン中にヒザの手術をしてからはパフォーマンスが落ち、またラン重視のチーム方針もあって、数字が大きく落ち込んでしまった。さいわい、今ではかなり状態が良いことを、パッカーズのフィジカルテストでは確認済みだ。

この契約の背景には、パッカーズの控えTEたちの不振がある。期待された3年目のTEマーティンが伸び悩み、今はハムストリングのケガでろくに練習できない状態。3年続けて、「ミニキャンプでは好評だが、トレーニングキャンプになるとダメ」というパターンを繰り返している。そして、ベテランのTEタイロン・デイヴィスは常にオーバーウェイトで動きが鈍く、今度こそついにシャーマンHCから見限られた、ということだろう。

パッカーズはTEウォールズに加えてTEルーサー・ブロウトンと契約した。 通算62試合に出場した6年目のベテランで、8試合に先発した経験がある。ファーマン大から1997年のドラフト5巡でイーグルスに指名され、その後パンサーズ、イーグルス、パンサーズと行ったり来たり。昨年はベアーズと契約するが、開幕前にカットされ、それ以来NFLからは離れていたようだ。TEブロウトンと入れ替わりに、ハムストリングを痛めていたTEジョーイ・ナップが解雇された。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player