グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年7月20日

ロースター展望 スペシャルチーム編

スペシャルチームはパッカーズの弱点だとばかり言われているが、蹴る方(キッカー、パンター)はパッカーズの強みと言って良いほどだし、カバーチームも決して悪くない。問題はパントリターンとキックオフリターンなのだ。どちらもまだ正リターナーが全く決まっておらず、ここで紹介できないのが残念だ。

K ライアン・ロングウェル

正キッカーとなって今年で7年目。ランボーフィールドの悪条件の中で、これだけの成績(通算81.1%)を残しているのは称賛に値する。2001年は初めてのスランプだったが、昨年は立ち直り、FG成功率はNFL6位の82.4%。不満を挙げるとすればキックオフの飛距離だが、ないものねだりしても仕方がない。昨季前半は不振だったキックオフカバーだが、しっかりコーナーを狙って蹴ることと、カバーチームの立て直しもあって、最終成績はNFL17位まで回復した。

P ジョシュ・ビドウェル

正パンターとなって今年で4年目。1年目こそ頼りなかったが、2年目、3年目と安定した実績を残してきた。昨年はグロス(単純な飛距離)でNFL13位、ネット(リターンされた分を差し引いた距離)で10位。一昨年より少し成績が落ちているが、それは敵陣で、加減して蹴る機会が増えたせいらしい。

P ティム・モーガン

2000年のドラフト外でサンノゼ州立大からベンガルズへ。その後パッカーズのプラクティス・スクワッドなどを経て、今春はNFLヨーロッパでプレー。キャンプでビドウェルを打ち負かすのは難しそうだ。

LS ロブ・デイヴィス

パッカーズの誇る、NFLトップクラスのロング・スナッパー。グリーンベイでは7年目となる34歳。Kロングウェルが安定した成績を残してきたのも、彼が正確なスナップを供給し続けてきたことが非常に大きい。若いスペシャルチーマーたちの良き兄貴分でもある。全くのロングスナップ専門で、他のポジションでの使い道はないのが唯一のネック。そのため、少しでも不振が続けば、カットされてしまう恐れが常にある。

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