グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年6月30日

ロースター展望 RB編

ロースター枠は3人。多くて4人。昨年と同じ顔ぶれで決まりかと思われたが、元CARのラマー・スミスが加わり、競争が面白くなった。4人枠になるには、誰かがリターナーとして認められることが必要だろう。しかし現状では、リターナー候補の多くはWR。

アーマン・グリーン

不動のエース。3年連続で1100yds以上のラッシングを記録し、2年連続プロボウル。昨季はヒザを中心としたケガに悩まされ、肝心のシーズン最後に力を出し切れなかった。しかし今年はこれまで全く問題なく、ミニキャンプでの動きも文句なし。問題は、彼の負担をどうやって減らすか。

ナジェ・ダヴェンポート

ルーキーだった昨季はFB兼任だったが、骨折が万全に治っていない足をかばいながらも平均4.7ydsという能力の高さを見せて、今年はRB専任に。ミニキャンプでは最も評判の良かった選手の一人で、2番手RBとしてグリーンを助けることが期待されている。250ポンド級のパワーランナーでありながらパスキャッチはグリーンより上手く、元FBだけにブロッキングも心配ない。実は昨季、キックオフリターナーとしては彼が一番良かった。他の候補が不甲斐なければ、今年も彼がキックオフリターンをやることになるかも。

トニー・フィッシャー

昨季はドラフト外ルーキーながら、ロースター入りしたばかりか、ダヴェンポートが戦線離脱した終盤は2番手RBに昇格。グリーンが欠場した時は先発まで務めた。精神的にしっかりしていて、ブロック、パスキャッチなど穴がない。逆に言うと全てにおいて無難で、大きな取り得がないのかも。昨季は、思い切りが悪いのかショートヤーデージで1stダウンが獲れず、コーチが不満を表すこともあった。

ラマー・スミス

9年間で通算4792ydsの実績あるパワー・ランナー。フィールド上では信頼が置けるが、私生活では問題がある。ルーキーだった'94年、彼が起こした飲酒運転事故のために、同乗していたDTマーク・フライアーは首の骨を折り、半身不随になっている。昨年も飲酒運転で逮捕され、これがパンサーズを解雇される一因となったようだ。グリーンベイではダヴェンポート、フィッシャーとの2番手・3番手争いだが、問題は32歳という年齢。

レジー・ホワイト

2001年にオクラホマ州立大からドラフト外でジェッツへ。その後、タイタンズ、ジャガーズを経て、昨季終盤にパッカーズのプラクティス・スクワッドに加わった選手。上の4人にケガ人が出ない限り、開幕ロースター入りは難しそう。

アダム・テイト

FB兼任。昨年春にユタ大からドラフト外でジャガーズへ。 開幕前にカットされ、今年の春はNFLヨーロッパでプレーした。FBとしても、今年のパッカーズは層が厚く、開幕ロースター入りは難しそうだ。

カテゴリ : Player