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Minicamp Notebook: LBバーネットが先発組に
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2003年5月 5日
- 土曜日午前の練習でベテランたちは今回のミニキャンプが終了。あとはルーキーや若手たちがアピールするチャンスだ。
- 1巡ルーキーのLBニック・バーネットが2日目にして早くも1stユニットに参加。LBディッグスやLBネイヴィーズと並んでプレーした。反応の速さ、ボールへの嗅覚、気合の入ったプレーで相変わらず評判が良い。「フルパッド練習になる7月のキャンプが待ち切れない」と本人。
- オレゴン州立大のルーキー2人、1巡のLBバーネットと5巡のDTリーが6月のミニキャンプには参加できないことになった。彼らは春の学期が6月半ばまであり、NFLの規定によって、学期中に2つ以上のミニキャンプに参加することが禁じられているためだ。昨年はUCLAのSアンダーソンが同じ理由で6月のミニキャンプに参加できなかった。
- 6巡ルーキーのOTブレナン・カーティン。1on1のパスブロッキング・ドリルでは、スムーズなフットワークと良いパンチを見せた。「昨年の6巡OLマイク・ホウトンよりずっと良い」との声多し。
- WRウォーカーと同様、3年目のWRロバート・ファーガソンもかなりの決意でオフシーズンのトレーニングを行ってきたようだ。この2年間、背中、脚の付け根、ハムストリングなどのケガに悩まされたため、体幹の部分の筋力強化を重視し、12ポンドほど増やした。スピードも向上し、コンスタントに4.3秒台(40ヤード走)で走っているという。「彼は全くの別人だ。非常に成熟し、大きな自信を持ってプレーしている。次のレベルにステップアップする準備は出来ているね」とレイ・シャーマンWRコーチ。
- WR陣のポジションは、エースのドライバーがフランカー(モーションできる方)とスプリット・エンド(スクリメージ上で動けない方)の兼任。ファーガソンがスプリット・エンド。ウォーカーがフランカー。ファーガソンとウォーカーのどちらがスターターになるかによって、ドライバーの担当が変わってくる。今のところファーガソンが1stユニットに入っているが、競争は激しい。
- ロスリーOCのコメントからすると、4番手のカーステン・ベイリーまではほぼ決まっているが、その次が問題という感じ。WR/KRが何人もいるが、その中から台頭する若手がロースター枠を確保しそう。ただし、安価なベテランWRを獲得する可能性も残っている。
- 2年目のOTケヴィン・バリーが10ポンド以上のオーバーウェイトで、ベクトルOLコーチから叱られている。「シーズン終了時よりも少しデカい。今あいつは栄養士と会っているところだ」とベクトルOLコーチ。
- リターナーを探すパッカーズでは、ほとんど公開オーディション状態。やりたいやつは手を挙げろ、といった感じで、JUGSマシンがフル稼働している。パントリターンには7巡ルーキーのWRルービン、WRガリ・スコット、WRカーステン・ベイリー、WRファーガソン。 キックオフリターンには7巡ルーキーWRフォード、WRルービン、RBダヴェンポート、RBフィッシャー、WRウォーカーが参加。他にもいるが、記者が把握しきれないらしい。
- そのパントリターン練習の中で、ボナメイゴ新STコーチが、変わった練習を取り入れた。片手でボールをキャッチさせる練習は、しっかりボールに正対する習慣を徹底させるため。キャッチの前に3回輪を描く練習は、悪天候の時など方向感覚が混乱する場合を想定してのこと。
- ドラフト中のトレードでKRアレン・ロッサムをATLから取り戻す試みは不発に終わったが、獲得をあきらめたわけではないようだ。ただしそれには、ATL側が新戦力の中からロッサムに代わるリターナーを見つけることが最低条件。「トレードするとしても、7月のキャンプまではないだろう」とプロ・スカウト部長のレジー・マッケンジー。昨春ロッサムがパッカーズのオファーを蹴って移籍した理由は、「もっとニッケルCBとしてもプレーしたい」ということだったが、実際はグリーンベイ時代よりも出番が減っている。