グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年5月 3日

ファーヴが引退問題を語る

昨季終了直後の会見以来初めて、QBブレット・ファーヴが地元記者たちの前で口を開いた。「僕はフットボールを楽しみたいし、できるだけ長くプレーしたいと思っている。僕の心がフットボールにあり、ケガが大きな問題でない限りね」。引退して静かな生活を送りたいという欲求よりも、相手DLをスティッフアームでかわしてTDパスを投げ、優勝したいという欲求の方が勝っている、とのこと。ドラフト前のシャーマンHCの楽観的なコメントを裏付ける内容になっている。

彼のグリーンベイの自宅がeBayで売りに出されていることが話題になっている。しかし、ハイスクールに進む長女が(グリーンベイとの行ったり来たりをやめて)ミシシッピに定住してしまうため、小さめの家に移ることは、以前から計画されていたこと。引退云々と家の売却は関係がない。

先月、シャーマンHCがミシシッピの自宅を訪問した時のことを思い出して、「マイクは 『ブレット、草を刈る時間なんて、いくらだってあるさ』 って言ってたけど、彼は草のことをわかってない。彼は一度も草を刈ったことがないと思うな」 とファーヴは笑う。「でも確かに彼の言う通りだ。半年も家にいれば、家を離れたくなくなるけれど、7月が来れば、プレーしたくて仕方なくなる。誰でもキャリアが終わりに近づくほど、どれが最後のプレー、最後の試合になるかなんてわからない。だからこそ、できるだけのことをしておきたいんだ。今はそういう気持ちだ」

意欲に問題がないとすれば、彼を引退に追い込むのは大ケガ、または能力の衰え。しかし今のところ、そのような心配はない。昨季中盤に痛めたヒザも、今はなんともない。「ケガも要因になるだろうし、『君にはもう力が残ってない』というのも要因になるだろう。自分の心がフットボールから離れ、勝とうが負けようがどうでもいいとかね。僕が決してしたことがないのは、ただ金のため、名声のためにプレーすることだ」

「僕はただ、大好きだからプレーするんだ。年もとったし、スキルも少しは落ちたかもしれない。自分ではわからないけど。自分では、まだどんなプレーでも決められると思っているし、プレーを愛してる。シーズンが終わったら、自分のプレーを振り返って検討することにする。そしてその時、ケガが大きなファクターでないことを願うよ。シーズン終了時に自分の心がフットボールから離れているとは、現時点では予想していない。だから、どうなるか見てみよう」

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