グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年3月15日

LBスピアマンがオファーシートにサイン、しかし・・・

パッカーズはベンガルズから制限付きFAとなっているLBアーメジス・スピアマンにオファーシートを提出し、彼はサインした。しかしベンガルズ側は、そのオファーにマッチ(同等の契約をオファー)して、彼を引き留めることに決めたようだ。スピアマン本人が、ルイス新HCからそう言われた、と語っているので、どうやら間違いない。パッカーズが他チームの制限付きFAに手を出すのはこれが初めてのことだが、不発に終わりそうな情勢だ。

パッカーズのオファーは、金額は不明ながら、3年契約とのこと。金額よりも、彼はベンガルズでは控えLBでしかないが、パッカーズは先発MLBの座を用意している。パッカーズ側と話し合っていたスピアマンの代理人は、「普通、控えでしかない選手に高額の契約ボーナスを払うのは、嫌がるものだ。ベンガルズがそうだろうと思って契約を組んだのだ。このオファーを見て、『控え選手にこんな金が払えるか。手放そう』 と言ってくれることを期待していた。しかしそうではなかった。私が思うに、『そっちはFBルーチーを獲ったんだ。こいつまで渡すものか』 ということなんじゃないか。論理的な決定ではなく、意地によるものだね」 と分析している。

LBスピアマンは、パッカーズのダフナー新LBコーチが、ドラフト外入団から育てた選手で、ダフナーはスピアマンを高く評価していた。しかしそのドラフト外入団というのがポイントだった。ベンガルズとしては移籍を許した場合に、見返りとしてドラフト指名権を受け取ることができず、そのために少し無理をしても引き留めたということなのかも。

カテゴリ : Contract/Personnel