グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年2月 6日

ダレル・ベヴェルがQBコーチに昇格

パッカーズは'00年のシャーマン政権発足以来、QBコーチを置かず、ロスリーOCがQBコーチも兼任してきた。しかし、これまで"offensive assistant/quality control coach"という長い肩書きで、若いQBノールの指導に当たってきたダレル・ベヴェルを正式にQBコーチに昇格させることになった。33歳と若いベヴェルは、最初は「コーチ見習い」に近い存在だったが、3年間の実績が認められた、ということだろう。

地元ウィスコンシン大で4年間先発QBを務めたベヴェルは、'94年には同大を32年ぶりのカンファレンス優勝に導き、ローズボウルでも勝利。チーム史上最多の通算29勝を挙げ、いまだに19ものチーム記録を保持している。卒業とともにコーチ修業を始めた彼だが、地元ではいまだに有名人と言っていい存在。'96年から4年間で、3つの大学のアシスタントコーチを務めたあと、'00年にグリーンベイからお声がかかった。「もしいきなり(QBコーチとして)ファーヴをコーチすることになってたら怖かっただろうね。僕はこのオフェンスを学ぶ必要があったし、シャーマンHCがしたいことを学ぶ必要もあった」とベヴェルは振り返る。

昨年はオークランドのキャラハン新HCからQBコーチとして誘いがあったが、ベヴェルはそのオファーを断ったのだと言う。「3年前、シャーマンHCはリスクを冒して私を引っ張ってくれた。お返しに少しでも忠誠心を見せたかったのだ。私がここへ来た時にシャーマンHCは、私に関する将来のプランを語ってくれて、私は彼を信頼した。全て上手くいって、いま私は自分の望む位置にいる」とベヴェル。シャーマンHCも「3年前のプランでは、彼の能力に確信が持てるようになったら昇進させる、ということだった。その通りになった。彼はオフェンス全体とQBに関して優れた実績を残した」と認めている。

これまで、ファーヴのQBコーチを務めたマリウッチ、モーニンウェグ、アンディ・リード、マイク・マッカーシー(現セインツOC)たちは当時全て30代で、また全員がNFLでのプレー経験がなかった。どれも今回のベヴェルに当てはまることであり、彼も前任者たちのように出世街道を歩むことができるかどうか。

また、これまで"defensive quality-control assistant"という肩書きで、主にコンピューター関係を担当してきたブラッド・ミラーも、アシスタントDLコーチに昇進することになった。

カテゴリ : Coach/Front Office