グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年12月 6日

DEバジャ=ビアミラの母が交通事故死

ベアーズ戦のあった日曜日の晩、ロサンゼルスに住むDEカビーア・バジャ=ビアミラの母が、自宅近くで単独の交通事故を起こし、そのまま帰らぬ人となった。帰宅途中の母は、車のコントロールを失ってヤシの木に激突し、車が火に包まれたのだという。まだ53歳の若さだった。息子であるDEカビーア・バジャ=ビアミラに初めての子供が産まれたのは、この日の未明のこと。今週末には孫の顔を見にグリーンベイに来ようと計画していた矢先の事故だった。

バジャ=ビアミラの両親はどちらもナイジェリア出身。ロサンゼルスで7人の子供を育てた。父はムスリムで、母はクリスチャンだった。慈悲にあふれた心の持ち主で、常に人を助けることばかり考えていた母を、息子は誇りに思っていた。そんな母を突然の事故で失ったバジャ=ビアミラのショックは計り知れない。月曜朝、ロサンゼルスに飛ぶ彼を助けるため、ファーヴは自分の自家用ジェットを用意。他のチームメイトたちも、何とかして彼を慰めようと懸命になっている。

とりあえず水曜日の練習は休みを与えられ、今は家族とともにいるバジャ=ビアミラ。精神的なショックがプレーに与える影響を、コーチたちは心配せざるを得ない。「彼とよく話し合って、どうなるかを見守ることになるだろう。ただ、もしもの時のための準備はしているところだ」とドナテルDC。

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