グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年11月26日

シャーマンHCとDTサップが試合後に衝突

試合終了直後、ちょっとした騒ぎが起こった。マイク・シャーマンHCがDTウォーレン・サップに詰め寄って何かを話しかけ、それに対してサップが激昂したのだ。原因ははっきりしている。第3Qの残り7分13秒、QBファーヴのパスがCBケリーにインターセプトされ、31ydsリターンする最中に、DTサップがパッカーズのLTクリフトンに強力なブロック。フラッグは飛ばなかったが、ボールからははるかに離れた場所での出来事だった。

倒れ方が悪かったのか、LTクリフトンはヒップを強打して、そのまま試合に戻ることはできず、病院送りになってしまった(今季絶望の可能性も)。四肢が痺れて、ドクターたちに囲まれてかなり長いことフィールドに横たわっていたクリフトンを尻目に、大騒ぎして喜んでいるサップに、シャーマンHCは我慢がならなかったようだ。「足や指が痺れて横たわっている選手がいるというのに、あのような騒ぎはNFL選手として適切でないと思ったのだ」

もちろんあのサップがそのよう非難されて黙っているはずがない。「彼(シャーマンHC)は、僕がもう子供や良心のない25歳でなくてラッキーだね。あれはインターセプトのあったプレーで、相手(クリフトン)はCBケリーにタックルしようとしていた。どこに問題がある? 後ろからヒットしたわけでもないし、腰から下にもやってない。フラッグだってなかっただろう?」とサップはまくしたてる。しかし下の写真を見れば、300ポンド以上のクリフトンが、CBをタックルにいける場所になどいなかったことは明らかだが。

「たぶん私は過剰反応したのだろう。しかし私の見た限り、あれは汚いプレーだったし、それで喜んでいることが、私は嫌だった」とシャーマンHC。シャーマンHCがサップの所に行く直前に、シャーマンHCと握手した元パッカーズのWRチャールズ・リーは、証人のひとりだ。「シャーマンHCはサップに『君はクリフトンに汚いプレー(cheap shot)をした』と言ったのが聞こえた。言いたいことがあるなら、彼はリーグに訴えるべきなんだ。たぶん少しいらついていたんだと思うよ」


(右上隅が問題のサップとクリフトン。右下がINTリターンしてくるCBケリー)

カテゴリ : Coach/Front Office, Scandal