グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年10月29日

RTマーク・タウシャー: リハビリの日々

他の選手たちがバイウィークの休日を楽しんでいる中、OTマーク・タウシャーは浮かない顔だ。「僕はバイウィークが15週続くようなもんだからね。ちっとも目新しくなんかない」。第2週のセインツ戦で左ヒザの靭帯を断裂してしまい、今シーズンは終了となってしまったタウシャー。10月11日に手術を受けてから2週間以上経つ今も、松葉杖を使っているのだ。リハビリと休養のほかには、あまりやることもない。

最初は、家の中で通常の生活をするだけでも、家族や友人の助けが必要だった。もうじき松葉杖は必要なくなるが、フィールドに復帰できるまでには8ヶ月はかかると言われている。普通に歩き回れるようになるだけでも、多くのリハビリが必要なのだ。今のタウシャーの目標は、来年7月のトレーニングキャンプに間に合うこと。

「こんな大ケガをすると、未経験の怖さを感じるんだ。どう対処していいかわからない。そりゃあ完全に回復することを期待してるよ。そう思わないなんて馬鹿げてる。でも、今年はパッカーズにとって特別なシーズンになると、そして自分もその一部になると思っていただけにね・・・」とタウシャー。 気分の浮き沈みも激しいようだ。ロッカールームに入り浸って、仲間とバックギャモンやドミノをするのが日常的だった彼にとって、チームメイトから孤立しているのはつらいものだ。

タウシャーに代わって右タックルで先発しているアール・ドットソンには、彼の気持ちが痛いほどよくわかる。「僕も同じことを経験してきた。あんなことは誰にも起こってほしくない。NFLで先発を務めていたのに、わずか1プレーでそれを失うんだ。僕にも2回それがあった。フィールド上で倒れ、ロッカールームに退き、『これが最後の試合かも』と思う。彼の気持ちは本当によくわかる。だから僕も、彼に声をかけづらいんだ。どんな慰めも、彼の気分を良くすることはできない」

もう少しヒザが回復したら、もっとチームメイトと時間を過ごそうと、タウシャーは思っている。ホームゲームではサイドラインで応援し、いくつかのロードゲームにもついていくつもりだ。「今は本当に気分の浮き沈みが激しい。少し良い日があれば、本当に惨めな日もある。でも少しずつ良くなっている。今はまず普通に歩けるようになりたいね。一日一日、一歩ずつだよ」

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