グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年10月19日

パントリターンの不振

常にチームの足を引っ張っているスペシャルチームの中でも、特にひどいのがパントリターン。なんと平均3.8ヤードでNFL31位。今年はせっかく名リターナーのダリエン・ゴードンを補強したというのに、この体たらくである。ゴードンが衰えたわけではない。ブロックが拙すぎるのだ。キャリア通算12.3ヤードのゴードンとはいえ、キャッチした瞬間に相手選手が目前に迫っていては、仕事のしようがない。

「良いパントリターナーというのは、最初のタックラーをかわせるものだが、我々はそのチャンスを与えてやれていない。ブロックをもっと良くしていかなくては。8人がいい仕事をしても、1人か2人がしくじれば、うまくいかないものだ。彼がしっかりボールをキャッチし、少しでも動く余地が得られるようにしてやらなくてはならない」とシャーマンHC。

フェアキャッチがわずか4回しかないというのは、ゴードンに数字面での焦りがあるのだろうか。「そんなことはない。自分のスタッツを良くしようとして、無理なプレーをするのは利己的だ。僕はそんなことのためにプレーしているんじゃない。確かに若い頃は、何試合か良いリターンができないとパニックになって、無理にリターンすることもあった。でも今は歳を重ねて、ボールのバウンドもわかるし、時には忍耐も必要だということがわかっている」とゴードン。

「リターンゲームってのは、『大失敗か大成功か』っていう面がある。何週間かビッグリターンがなくても、突然ビッグリターンが1試合に2回も出て、それでシーズンが変わってしまうこともある。これまでにもこういう状況になったことはあるよ。大事なのは、改善していくことであって、パニックになったり、キャッチすべきでないパントをキャッチするような判断ミスを犯さないことだ。今のランキングにも、これまでのプレーにも全く満足していないけど、我々は良いリターンチームになれると自信を持っている。あとは時間の問題だ」

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