グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年8月 7日

控えオフェンシブライン争い

新入団のベテランOGジェフ・ブラックシア。来た当初はブランクのせいかパッとしなかったが、この数日はプレーの評価も上がっている。身長6フィート5、体重330ポンドで、特に手が非常に長く、パワフルだ。ただ上体に比べると下半身がやや弱く、重心が高い。「ネガティブなことを言えば、彼はプル・ブロックが苦手だ。彼がこれまでプレーしたのは"パワー・ゾーン"ブロックのチームで、彼はそれには長けている。短い距離の動きはいい。パス・ブロックも上手いし」とベクトルOLコーチ。

OLのロースター枠はおそらく9人で、つまり控えは4人。現時点ではブラックシアはビル・フェラリオとともに3番手OGの座を争う、とベクトルOLコーチは見ている。ドラフト6巡のホウトンとドラフト外のケヴィン・バリーはタックルとガードの両方ができるし、センターのウィンタースも、今回のキャンプでは久しぶりにガードの練習をしている。つまり、ガードに関してはデプスの問題は少ない。

ヒザの関節鏡手術で出遅れたベテランOTアール・ドットソンだが、このところ大分良くなり、今週中にはなんらかの練習を始められる見通し。バリーもなかなか評価が良く、ドットソン次第では最終ロースター入りする可能性もある。問題は、左タックルの控えだ。ドラフト6巡のホウトンは、どのDE相手の1on1でも(特にバジャ=ビアミラだが)子ども扱いされており、今年はまだ使い物にはなりそうもない。期待された2年目のケヴィン・ジョーダンはヒザの調子が悪く、1週間ほど練習を休んでいて、まだ復帰へのメドが立っていない。

今の状態が続くようだと、左タックルの控えとして誰か売れ残っているベテラン選手を探すか。それとも先発LTクリフトンがケガした場合にはLGウォールをLTに移し、LGにフェラリオかブラックシアを投入するか。

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