グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年7月22日

ロースター展望 OG編

今オフの補強

FA移籍するものと思われていた先発LG、マイク・ウォールと再契約できたことは大きい。これで先発OL5人全員が残留することになった。そしてドラフト6巡でOG/OTホウトンを指名。ロースター枠は3人、または4人(オフェンシブライン全体で9人)。昨年は右ガードの控えを先発RTタウシャーが兼任したが、今年はどうなるか。

マルコ・リヴェラ

先発の右ガード。若いOL陣の中では一番の古株、7年目の30歳。相手を圧倒するような力はないが、テクニックに優れ、地味だが安定している。本来はこの春FA化するはずであったが、すでに昨年4年契約を結んでいる。こう見えてもNYブルックリン生まれ。

マイク・ウォール

先発の左ガード。まだ25歳。2000年は先発LT失格の烙印を押されたウォールも、昨年はガードに移って見事全試合先発。安定したプレー振りは期待以上だった。他チームからの評価もかなり高く、数チームから誘いがあったが、パッカーズと再契約。この裏には、WRテリー・グレン獲得が意外に安価で済んだため、ウォールに高額オファーをする余裕ができた、という事情もあったらしい。左タックルで先発の経験があるため、LTクリフトンがケガをしたらウォールがLTに移る可能性も。

ビル・フェラリオ

控え左ガード。地元ウィスコンシン大から昨年のドラフト4巡指名。しかし試合当日のアクティブロースターには一度も登録されず、出場はゼロ。ほろ苦いルーキーシーズンを送った。今年は課題とされたパスプロテクションも向上し、控えLGとしてロースター入りするのはほぼ確実。ただし先発のウォールを脅かすまでは難しそう。

エド・カール

控え左ガードの座を目指し、フェラリオを追っている。ブリガムヤング大時代はDEをプレーしていた。そのため、プロ入りしてからは時間がかかり、すでに29歳。ロングスナッパー兼任として期待は大きく、昨年はプラクティス・スクワッドでシーズンを過ごした。経験を積ませようとNFLヨーロッパに送られたが先発になれず、期待はずれだった。このキャンプが正念場。

OT兼任の人たち

ドラフト6巡のマイク・ホウトン、ドラフト外のケヴィン・バリーはどちらもガードとタックルの両方をこなす。どちらが本職なのかイマイチわからないが、器用さを武器にロースター入りを目指すといったところか。右サイドは先発RTタウシャーがRGもこなすことが立証済み。

その他

NFLヨーロッパに派遣されたティム・ステューバー、ドラフト外ルーキーのクリス・ワットンの2人は、最終ロースターには残れないだろう。

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