グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年7月17日

ロースター展望 OT編

今オフの補強

昨年わずか22サックしか許さなかったのはプロ入り2年目コンビ、RTタウシャーとLTクリフトンの功績が大きかった。左タックルの控え、バリー・ストークスは、先発のチャンスを求めてブラウンズへ。右タックルの控え、アール・ドットソンも先発できるチームを探したが、腰の古傷などのリスクが敬遠され、結局パッカーズと再契約してくれた。

先発の両タックルはタウシャーとクリフトンで揺るぎないが、左タックルの控えは問題だ。ドラフト5巡指名のホウトンはまだ未知数。昨年4月にヒザの靭帯を断裂して1年を棒に振ったケヴィン・ジョーダンは結構期待されている選手。左ガードのマイク・ウォールも左タックルの経験があるから代役にもなれるが、そうなると左ガードの代役が必要になってしまう。ロースター枠は4人(オフェンシブライン全体で9人)。

マーク・タウシャー

先発右タックル。一昨年のドラフト7巡。コロンとした体格で、見た目は冴えないが、 その安定したプレーは非常に評価が高く、昨季はチーム内でのベストOLに選ばれた。非常に器用なので、RGリヴェラがケガをした時は、タウシャーがRGに入ってドットソンがRTをプレーすることができた。FAになるのは再来年だが、早くも契約延長の話が出ている。DEホリデイとの契約延長が済んだら次はタウシャーだろう、ともっぱらの噂。

チャド・クリフトン

先発左タックル。上記のタウシャーと同期だが、こちらはドラフト2巡。QBファーヴの背中を守るのに十分な働きをすでにしているが、まだそのポテンシャルを出し切ってはいないという評価も。つまりそれぐらい期待は大きい。昨季は中盤に足首を痛め、復帰後もしばらくは動きが良くなかった。

アール・ドットソン

控えの右タックル。90年代後半にずっと先発RTを務めたドットソンも、一昨年のケガの間にタウシャーに奪われたスターターの座を取り戻せず。今オフは先発できるチームを探したが果たせず。ベテラン最低年俸で再契約してくれたのはパッカーズにとって大きい。タウシャーが右ガードも出来るため、これで右サイドのデプスはほぼOKかも。腰やヒザに爆弾を抱えているため、ケガだけが心配。

マイク・ホウトン

ドラフト6巡ルーキー。OLの全ポジションをこなせるらしいが、いったいどこが得意なのかまだよくわからない。とりあえず手薄な左タックルと左ガードをやらせるらしい。控えLTをやってくれれば一番有難いが、1年目ではまだ未知数。

ケヴィン・ジョーダン

昨年のドラフト外ルーキーだったが、入団直後のミニキャンプでヒザの靭帯を断裂する大ケガをして1年を棒に振る。今年はかなり期待されていたのだが、ヒザの関節鏡手術などで少し出遅れ。トレーニングキャンプでの出来次第ではロースター入りも。

ケヴィン・バリー

ドラフト外ルーキー。登録上はガード扱いだが、6月のミニキャンプでは右タックルをやったようだ。大学はアリゾナ大だが、地元ウィスコンシンの出身とあって注目度は高い。評判はなかなか良く、ロースター入りのチャンスも。それがダメでもプラクティス・スクワッドの可能性はある。

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