グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年7月14日

RBドーシー・レヴェンズがイーグルスと契約

RBドーシー・レヴェンズは、結局古巣パッカーズとは再契約せず、イーグルスと契約を結んだ。$850,000プラス・出来高払いの一年契約と見られている。ご存知の通り、イーグルスのアンディ・リードHCは以前パッカーズでコーチをしていたため、レヴェンズとは旧知の仲であり、当然ウェストコーストオフェンスだ。「僕はまだまだ十分やれると思っている。彼らのオフェンスはよく知っているし、イーグルスのRB陣に僕はうまくフィットできると思う」とレヴェンズ。

3月にロースターボーナスを受け取ることになっていたために、パッカーズはレヴェンズを2月にカットせざるをえなかったのだが、その後もパッカーズは彼との再契約に望みをつないでいた。しかし「僕はそう長くプレーしたいとは思わない。だからこそ、この2年間みたいに、ベンチに座ってばかりじゃ嫌なんだ」という本人の意思は固かった。昨季は元気だったにも関わらず、わずか44回しかランを記録していないようでは無理もない。

イーグルスのエースRBはデュース・ステイリーだが、ケガがちだった昨シーズンのステイリーをよく補ったのがルーキーのバックホルターだった。今年は更にバックホルターの役割が大きくなるものと見られていただけに、彼がこの4月にヒザを壊して今季絶望となったのは痛かった。レヴェンズはドラフト3巡ルーキーのウェストブルックと2番手RBの座を争うものと見られている。

ドーシー・レヴェンズは32歳。1994年にドラフト5巡でパッカーズ入り。最初はフルバックだったが、'96年の途中から次第にテイルバックとして頭角をあらわし、RBエドガー・ベネットと2人で優勝に大きく貢献。翌'97シーズンは大エースとなり、トータル1805ydsのパッカーズ記録を打ち立てた。パスキャッチも非常に上手く、'99シーズンには72回583ydsものパスキャッチを記録している。'98年のカウボーイズ戦ではラン33回でキャリア最高の190ydsを記録して、久々のカウボーイズ戦の勝利にチームを導いた。

パワーとスピードを兼ね備え、パス攻撃にも参加できる、ウェストコースト的には理想的なRBだったが、ここ数年は度重なるケガに悩まされた。2000年にヒザのケガで出遅れた時にアーマン・グリーンにスターターの座を奪われ、二度と取り戻すことはできなかった。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player