グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年7月12日

ロースター展望 FB編

今オフの補強

ドラフト4巡で、ダヴェンポートを指名。もちろんヘンダーソンの後継者にするためだ。しかしそのダヴェンポートがドラフト前の不祥事(7月10日の記事参照)で逮捕され、頭が痛い。とりあえずその事件はなかったことにして話を進めるしかないが・・・。

ロースター枠は2つ。昨年はヘンダーソン1人で1年を乗り切ったが、今年は2人で行くだろう。ダヴェンポートが使えなくなった場合、下記のクリス・ゴールやジョーイ・ドジアを残すよりも、ガタイがあってパワフルなRBブルッキンズかRBミーリーをフルバック兼用で使う可能性が高いように思える。

ウィリアム・ヘンダーソン

今年で8年目の31歳。円熟の境地。以前と比べるとボールに触れる回数は減っているが、アーマン・グリーンのランブロッカーとしての存在感はむしろ増している。この春フリーエージェントになったが、FA期間初日に再契約。総額$4.5ミリオンの4年契約。チーム側が彼との再契約を最優先にしたことでも、彼の重要さがうかがえる。

ナジェ・ダヴェンポート

マイアミ大の全米王座に貢献した中心選手のひとり。本来ならもっと上位での指名が予想されていたが、足の骨折の治りが悪いのを懸念されて順位を下げた。これまでのミニキャンプは休んでいたが、幸い再手術は必要ないとのことなので、(逮捕された事件のなりゆき次第だが)トレーニングキャンプの最初から練習に参加できそう。

大学2年までテイルバックをやっていただけあってスピードもあり、パスキャッチも上手い。フルバックとしての経験が少ないため、ブロックに関してはまだまだ向上の余地がある。ショートヤーデージ専門のパワーランナーとして使う手もある。2番手フルバック兼3番手ランニングバックになれればロースター構成を柔軟にできる。スペシャルチーマーとしても期待。

クリス・ゴール

インディアナ大出身の25歳。昨年はプラクティス・スクワッドで1シーズン過ごした白人フルバック。ダヴェンポートがドラフト指名されたため、彼が最終ロースターに残る可能性は低くなっていたが、 ダヴェンポートの逮捕で多少は可能性が出てきたか。

ジョーイ・ドジア

ニューメキシコ州立大出身の25歳。NFLヨーロッパのフランクフルト・ギャラクシーに派遣されていた。スターターだったが、完全なブロッキングFBで、ボールキャリーはなし。パスキャッチ9回62yds。最終ロースターに残る可能性はゼロに近い。

ケヴィン・マクロード

'98年のジャガーズ5巡指名らしい。オーバーン大出身の27歳。情報が少なく、よくわからないが、ロースターには残らないだろう。

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