グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年7月 9日

ロースター展望 RB編

今オフの補強

レヴェンズを2月にいったん解雇したのはロースターボーナスの都合と、「他チームでもっと出場機会があれば」という本人の希望のため。パッカーズ側はその後も、経験豊富なレヴェンズとの再契約を第一に考えていたのだが、ついにしびれをきらし、5月末にブルッキンズ、6月にはキジャナ・カーターと契約。 フルバックを除くと、開幕ロースター枠は3つ。多くて4つ。

アーマン・グリーン

もちろんエース確定。昨夏に早め(しかも安め)の契約延長をしたのは、チームにとって大ヒットだった。彼が走るかどうかはもはや問題ではなく、「彼をいかにコンスタントに走らせるか」がチームのテーマ。コンディショニング面でも、今年はいまのところ全く悪いところはないようだ。グリーン本人も嫁さんにケガさせられたほどの激しい夫婦喧嘩もあったが、その後修復中。

キジャナ・カーター

今のところ2番手の最有力。ケガが多いという、悪い面での実績はあるが、昨年のプレーはなかなか良かった。パス攻撃にも貢献できるという点で、ブルッキンズより勝っている。ウェストコースト的には使い勝手が良いかも。

ジェイソン・ブルッキンズ

昨年551ydsも走ったパワーランナーだが、レイヴンズからあっさり解雇。体重オーバーがその理由だというが、他にもディシプリン上の問題があったのかもしれない。パッカーズが彼と契約したのは、$300,000と格安だったため、「とりあえず獲っとくか」という感じだったのか。もし彼がキジャナとの2番手争いに敗れた場合、3番手としてはミーリーが残り、ブルッキンズは解雇されてしまうかもしれない。

ロンデル・ミーリー

プロ入りして2年続けてケガに泣いたミーリーにとって、今年は勝負の年、というか崖っぷち。昨季終盤に骨折した脚の治りも早く、今年は十分トレーニングを積めている。パワータイプでありながら、パスキャッチも非常に上手い。コーチ陣の期待は大きく、カーターやブルッキンズとともに2番手争いをしたいところだが、いかんせんケガのために経験不足。昨季はキックオフリターナーを務めたこともあるが、パッとしなかった。

ハーバート・グッドマン

ドラフト外入団の3年目。小型軽量のスピードタイプ。スモールカレッジ出身、しかもこれまでプレー機会がほとんどなかった経験不足を補うために、今春はNFLヨーロッパでプレー。見事リーディングラッシャーに輝いたが、これはキャリー数が非常に多かったため。平均ヤードはさほどでもなく、ファンブルも多かったことを考えると、ヨーロッパでの成績がどう評価されるかは微妙なところ。キャンプやプレシーズンゲームでアピールできなければ、ロースター枠に残るのは難しそう。キックオフリターナーとしてよほど良ければなんとかなるかも。

トニー・フィッシャー

ノートルダム出身のルーキーFA。6フィート1、222ポンドとサイズはある。上記5人の層が厚く、開幕ロースター入りできる可能性はゼロに近い。

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