現在、開幕ロースター入りするWR陣は、グレン、ファーガソン、ウォーカー、ドライバー、リーの5人まではほぼ固まっている。昨年のパッカーズは6人のWRをロースターに残したが、今年は5人になるか6人になるか、まだわからない。しかしもし現時点で6人目のWRを選ぶとすれば、最有力候補はカーステン・ベイリーだ。
1999年、オーバーン大からドラフト3巡でシーホークス入りしたベイリーは、2000年には11試合でパスキャッチ6回、62yds。肩の大ケガのために大事なプレシーズンをほとんど棒に振ったのが痛かった。「2000年のケガは大きな後退だったよ。スターターになるチャンスだと思っていたからね」とベイリー。ホルムグレンHCはその後、ドラフト1巡でコーレン・ロビンソンを指名し、ベテランWRボビー・イングラムとも契約。ベイリーはあまりチャンスをもらえないまま、昨年の開幕前にカットされてしまう。
そのまま昨季はプレーしなかったベイリーは、シーズン終了直後にパッカーズと契約。5チームから誘いがあったが、その中からグリーンベイを選んだのは、シアトル時代にコーディネーターだったシャーマンHCがいることと、システムがシーホークスとほぼ同じだ、ということ。「これは僕のキャリアを再スタートするチャンスだと思っている。僕はこのレベルで十分やれると思っているからね。あとはチャンスをもらえるかどうか」
ロスリーOCは、「彼がロースターに残るためには上位5人と同じぐらいにならなければダメだ。スペシャルチームで貢献できるかというのも大事だ。その最後のスポットは控えFBになるか、3番手TEになるか、それともレシーバーになるか」 と厳しい。リターナーをやれるなら大きなセールスポイントになるが、ベイリーはこれまで、パントリターンもキックオフリターンもあまりやったことがない。