グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年5月24日

復活を目指すDTスティーヴ・ウォーレン

2000年のドラフト3巡指名ルーキーだったDTスティーヴ・ウォーレンは、ラッセル・メリーランドの控えとしてノーズタックルをプレー。シーズンが深まるにつれてメリーランドを脅かすほどになっていた。しかし第14週の@シカゴ、彼はヒザ上の腱を断裂するという大ケガを負ってしまう。その前週にサンタナ・ドットソンも同じ場所を断裂していたが、ウォーレンの方が断裂のしかたが酷かった。

そして長い長いリハビリが始まった。2001年の夏にはサンタナ・ドットソンが先に復帰を果たしていたが、ウォーレンのケガの治りは遅かった。ようやく練習に復帰したのが11月の半ば。結局、試合で貢献できるほどには状態が戻らず、インジャリー・リザーブのままで2年目のシーズンを終えることになってしまった。

今年4月のミニキャンプ、彼はようやく「ほぼ元どおり」と言える状態でプレーできた。一昨年のケガから17ヶ月ぶりのことである。「今彼は競争のまっただ中だね。去年の彼は留年したようなもので、ようやく戻ってきた。動きは速いよ。僕が見る限り、ほぼ元どおりだ」とドナテルDC。DTのスターターは今のところギルバート・ブラウンとクリディアス・ハントだが、サンタナ・ドットソンとジム・フラニガンが抜けた今はチャンスだ。

実際、ヒザがどれくらい良くなっているか本当にわかるのは、フルコンタクト練習の始まる7月のトレーニングキャンプから。「コーチたちも、僕のヒザがどのくらい負担に耐えられるか、時間をかけて判断しようとしてるみたいだね。でも僕自身の感覚としては、昨シーズンが終わった時の感じとは比べものにならないよ。あとはひたすらトレーニングしてシーズンに備えるだけだ」

ネブラスカ大出身の彼はまだ24歳。ルーキーシーズンの途中で戦線離脱したとはいえ、ケガをする前に13試合も出場している。「彼は一年目にずいぶんたくさんプレーした。だから彼には経験がある。これは大きなファクターだよ」とフランクリンDLコーチ。しかし、今の彼にとってはフィールドに出られるだけで幸せだ。「どんなポジションであろうと、喜んでプレーするよ」

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