グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年5月14日

ルーキー紹介 その2 S マーカス・アンダーソン

ドラフト3巡92位,UCLA,180cm,97kg

経歴

高校時代はフットボールの他に陸上のスプリンターとしても活躍。UCLAに入って1年目からCBでスターターに。フレッシュマン・オールアメリカンに選ばれる。しかし3年目となるはずの1999年は、学内でのトラブルで1年間の出場停止処分。しかし翌年復帰してからは精神的にも大きく成長し、ディフェンスのリーダーに。3年時はSS、4年時はFSをプレー。ジム・ソープ賞の候補。

セールスポイント

パワーがあり、アグレッシブで非常にフィジカル。ハードヒットが売り物でランプレーに強い。身長はやや低いが、腕が非常に長く、手が大きい。ジャンプ力もある。2年生まではCBをやっていたように、CBとしての能力もそこそこある。 彼のヒットによってWRにパスを落球させたのが2001年には24回もあったという非公式記録も。DB全てをこなした経験もパッカーズからは高く評価された。スペシャルチーマーにもうってつけ。

弱点?

3巡まで下がった理由は、ややサイズが小さいこと。強烈なヒットを得意とするかわり、時折ミスタックルがある。バックペダルがやや硬く、WRとの1on1でビッグプレーを許すことがある。しかしそれは彼の責任と言うよりも「UCLAのディフェンス全体がそんな感じだった」という同情的な評価も。

メンタル面

''99年に、「障害者用の駐車スペースを勝手に使っていた」という件で、数人のチームメイトとともに大学から1年間の出場停止処分に。しかし「この経験で僕は成長した」と本人が語るように、復帰後の練習熱心さは高く評価されている。プロでも問題なさそう。

パッカーズにとって

もちろんチームの期待はリロイ・バトラーの後継者に、ということに尽きる。バトラーもエドワーズも大ケガからの復帰シーズンとなるため、彼らの体調次第では意外に早く出番が来るかも。また彼の獲得によって、2年目のバウ・ジューはCBに固定でき、これでDB陣の駒は十分揃ったと言える。

指名後最初のミニキャンプでの評価は上々。他チームから偵察に来たスカウトによると「パッカーズのルーキーの中では最も良かった。むしろベテランのように見えた。スターターになる日も近いのでは」との嬉しい評価。 ミニキャンプではCBとしてパスカバー能力のチェックも受け、まずまずの動きを見せたようだ。スペシャルチームでの貢献にも期待。

発音

ファーストネームのスペルは"Marques"だが発音は"Marcus"で良いとのこと。というわけで日本語表記は"マーカス"で行くことにします。

カテゴリ : Draft, Player