グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年3月 1日

DTサンタナ・ドットソンとDEジョン・シエリーを解雇!

昨日のLBハリス解雇に続き、DTサンタナ・ドットソンとDEジョン・シエリーが解雇された。これでディフェンスのスターター3人が立て続けにチームを去ったことになる。高給取り3人の解雇により、パッカーズは3月1日の期限にはおよそ$80万ドルほどサラリーキャップ枠を下回ることになった模様。

DTサンタナ・ドットソンは32歳。1996年にバッカニアーズから移籍、優勝に大きく貢献した。2000年終盤にヒザ上の腱を断裂し、2001開幕直前には復帰できたものの、全盛期のスピードは取り戻せていなかった。それに加え、この3月1日に$50万ドルのロースターボーナスを受け取る契約だったため、それを回避するための契約見直し交渉を続けていたが、結局合意には至らず、解雇のやむなきに至った。親しいリロイ・バトラーによると、ドットソンは「もしパッカーズから解雇されたら、故郷のヒューストンでプレーしたい」と漏らしていたらしい。

DEシエリーは30歳。2000年にブラウンズから移籍してきた。2年間スターターの座は守ったものの、2年続けてシーズン中のさまざまなケガに苦しめられ、十分な力を発揮できずに終わった。若手のバジャ=ビアミラやレイノルズが後ろに控えていることも、この解雇の背景にあることは間違いない。$50万ドルのロースターボーナスを含めて約$2.5ミリオンものキャップ額になるために契約の見直しをチーム側が迫っていたのだが、結局本人が拒否した。

シャーマンHCはベテランたちの解雇について、「我々は常にチームをアップグレードすることを目指している。この人事がその助けになることを願っている。確かに彼らベテランがいなくなることで、リーダーシップ上は多少の問題がある。しかしそれは自然に上手くいくはずだ」と説明する。「今回の場合、年齢が問題となったのは確かだ。彼らと同じくらい良いキャラクターで、少しばかり若く、少しばかりスピードのある選手を集めることが私の目標なのだ」

MLBハリスの後継はトランス・マーシャル。DTサンタナ・ドットソンの後継はクリディアス・ハント。DEシエリーの後継はレイノルズかバジャ=ビアミラ。3つのポジションとも一応チーム内に有力候補がいる。その上で、FA市場でよい選手が(安く)手に入るできるようなら獲得に乗り出す、というのが今年のパッカーズ首脳の考え方のようだ。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player