グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年2月20日

エクスパンションドラフトでGB選手指名なし

現地の月曜日午後に、テキサンズによるエクスパンション・ドラフトが行われたが、結局パッカーズからは誰も指名されなかった。 テキサンズが指名したのは19選手、サラリーの合計はおよそ$41.5ミリオンにも上る。その中にはパッカーズのSSダレン・シャーパーの兄、 LBジェイミー・シャーパー(BAL)も含まれている。(指名選手のリストはこちら

新ブラウンズ発足の際のエクスパンション・ドラフトでは、ブラウンズはサラリーの高い大物をほとんど指名せず、その後のFA市場を重視した戦略を取ったが、 今回のテキサンズは全くの逆。OTボセリ(JAX)やNYジェッツの両先発CBをはじめとして、即戦力の大物選手を指名しまくった。重視したと思われるのはOL、CB、DTあたり。逆にQBは元パッカーズ(昨年はCHI)のダニー・ワーフェルだけ。ドラフト1位でフレズノ州立大のデヴィッド・カーを指名するのは確実と見られている。

どのチームも、サラリーキャップ上の理由から、有力選手をエクスパンションのリストに載せている。テキサンズに獲ってもらえれば、 テキサンズがその契約をまるまる引き継がなければならず、奪われたチームは契約ボーナスまで含めて、サラリーキャップに余裕ができるのだ。だから、「指名されずに済んだ」と見るか、「指名してくれなかった」と見るかは微妙なところ。パッカーズも例外ではない。

パッカーズのプロ人事担当部長のレジー・マッケンジーは「誰も指名されなくてよかった」と主張している。しかしどちらにせよ、リストに載せられた5選手は、なかば戦力外通告されたようなものであり、解雇されるか、残留するにしてもサラリーカットを要求されるのは確実と思われる。

カテゴリ : Contract/Personnel, Draft