グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年1月17日

SSジェンキンズ先発の可能性高まる

今季パッカーズのセカンダリーで唯一ケガ人が出ているのがストロングセーフティ。控えのA・エドワーズがヒザの靭帯断裂で今季アウトとなり、そのあと先発のリロイ・バトラーが肩の骨折で戦線離脱。フィジカル能力の高さを買われたルーキーのバウ・ジューが急きょCBからコンバートされてシーズンの後半は先発をつとめた。しかしそのジューも肋骨と足首を痛め、49ers戦ではビリー・ジェンキンズが今季初めて先発し、なかなか良い働きを見せた。

バウ・ジューのケガもだいぶ回復したところで、どちらを先発にするか。今のところジェンキンズをそのまま使いつづける可能性が高そうだ。49ers戦でのプレーが良かったのがその理由の一つ。WRオーウェンスへのハードヒットの他にも好タックルを重ねている。「彼は一年中だってあのくらいのプレーは続けてたはずなんだ。どことも契約してなかったのは、ほんのちょっとしたなりゆきだよ」とFSシャーパーも評価する。

ジェンキンズは、99年にラムズの優勝シーズンに全試合先発を務め、昨年はブロンコスにトレードされて全試合先発。しかし今シーズン開幕前にブロンコスから解雇されて浪人していたが、パッカーズはエドワーズとバトラーのケガのためにシーズン半ばで彼と契約した。「プレーオフ経験の豊富さや、ウチと似たスキームのブロンコスでの経験を買って契約したということはあるけど、プレーオフでラムズと対戦することまで計算に入れてた、と言ったら嘘になる」とシャーマンHC。

ラムズのディフェンスについては、コーチを始め大幅に変わってしまっているのであまり参考になる情報は得られそうにない。あるとしたらそれはラムズのオフェンスについてだ。「ラムズのWRやRBたちのそれぞれの傾向なんかは確かに僕はよく知っていると思う。スキームについては僕よりコーチたちの方が詳しいと思うけどね」とジェンキンズは語る。「ラムズのオフェンスは、最も準備するのがやっかいなチームだ。非常に沢山の違ったタイプのプレーがあるからね。それに信じられないほどのアスリートもいるし。だから、できるだけQBワーナーにプレッシャーをかけて、誤った判断をさせるようにしなきゃいけない。勝つにはそれしかない。ターンオーバーバトルが試合のキーになると僕は思う」

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