グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2001年5月29日

ドラフト指名選手紹介 6: TEデヴィッド・マーティン

TE デヴィッド・マーティン David Martin
ドラフト6巡(198位) 背番号87 193cm 109kg Tennessee 1979年3月13日生

経歴 : 高校2年からフットボールを始めたので、フットボール歴は6年。高校時代はバスケもプレーしていたが、バスケで奨学金を得ることが出来ず、バスケのコーチに「君の進む道はフットボールだ」と薦められてテネシー大へ。テネシー大で3年、4年とスターター。ただし毎試合先発ではない。2000年は、パスキャッチ29回・285ヤード・3TD。「プロでやるにはTEが向いている」というプロのスカウトの評価を聞いて、シーズン終了後に肉体改造に取り組む。ウェイトルーム通いとプロテインで、スカウティング・コンバインまでに15ポンド体重を増やすことに成功。

セールスポイント : 193cm・108kgの体を生かしたフィジカルなプレイ。ジャンプ力もあるので高いパスに競り勝つ。昨年急速に成績を伸ばした。3年生までは、ボディキャッチをする癖もあってパスキャッチ能力は「そこそこ」と言われていたが、その点も昨年は成長したらしい。スピード・クイックネスはWRとしては不十分だが、TEに転向するなら十分なスピードを持っている。シャーマンHCは以前にもT・デイヴィスをWRからTEに転向させた経験もあって自信を持っている。

弱点? : WRとしてはスピードに欠ける。歩幅が大きく、細かいステップに難がある。ランアフターキャッチが稼げず、ボールを捕ったところで倒されることが多い。TEとしてやっていくにはさまざまなブロックを一から勉強しなければいけない。それまではスペシャルチーム要員でもある。

パッカーズにとって : 一言で彼を表すとしたら"Project"つまり長期計画とのこと。仮にフィジカル能力が十分だったとしてもTEとしてのブロックを短期間に身に付けるのは容易ではない。しかし4月のミニキャンプが終わったとき、シャーマンHCは出来の良かった選手としてマーティンの名を挙げている。2番手TEのT・デイヴィスが太り過ぎた体でミニキャンプに参加して、首脳陣は不満を募らせている。デイヴィスの尻を叩くためにもマーティンが早く戦力になることが必要であろう。

ロン・ウルフ最後のドラフト指名 : 彼はロン・ウルフGMの生涯最後のドラフト指名でもある。過去にも下位指名からいくつものダイヤモンドを掘り出してきたウルフらしい大胆な指名といえる。ただし、ロン・ウルフは「オクラホマ大のJosh Heupel(QB)を指名したかったのだが、ドルフィンズが先に指名してしまった」とも告白している。

ルーキー・ミステイク : ドラフト指名を受けたとき、彼は早くもひとつのルーキー・ミステイクを犯した。「グリーンベイに行くのを楽しみにしています。パッカーズの多くの選手、特にブレット・ファーヴとプレーすること、さらに楽しみなのはホルムグレンHCと一緒に仕事ができることです」

カテゴリ : Draft, Player