グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2001年5月24日

ドラフト指名選手紹介 5: OGビル・フェラリオ

OG ビル・フェラリオ Bill Ferrario
ドラフト4巡(105位) 背番号63 189cm 142kg Wisconsin 1978年9月22日生

経歴 : 地元ウィスコンシン大でこの4年間、全試合スターター。なんと50戦連続先発。強力ラインの中心選手。パッカーズOTのタウシャー(2000年ドラフト7巡)と昨年までチームメイトだった。

セールスポイント : 胸板が厚く、肩幅が広い。ボディビルダー的筋肉質ではないが典型的なラインマン体型。非常にタフで、60分間全力を出し切る。頭がよく、体を上手に使う。判断も速く、フィールド上では40ヤード走のタイム以上に素早い動きができ、ウェイトルームでの数字以上に力強いプレイができる。

弱点? : やや身長が低い。手が長くない。スカウトコンバインの1週前にケガをしたため、コンバインでの数字は芳しくなかった(しかし、その後の個人ワークアウトでは大分いい数字を示した)。「ウィスコンシン大のオフェンスのシステムでは良いが、プロではそれほど良くないのでは」との指摘もある。

パッカーズにとって : LGのポジションはロス・ヴァーバがFAで抜けたため、後継候補の一番手はマイク・ウォール。ウォールで不十分なら、RTタウシャーをコンバートすることになる。しかしこのフェラリオがウォールと高レベルの争いができるようであれば、タウシャーをRTのままでアール・ドットソンの控え(またはスターター争い)に専念させることができる。昨年は同じくウィスコンシン大のタウシャーが1年目からスターターがつとまったので、フェラリオへの期待も大きい。

指名エピソード : 「フェラリオの実際のプレーをビデオで見ただけの人がいたら、ドラフト3巡までに指名するるかもしれない。ワークアウトでの数字や身長・リーチの長さを見ただけの人がいたら、全くドラフトしないかもしれない」という評価がある。

もちろんロン・ウルフGMはフェラリオに惚れ込んだ方。ドラフト初日(3巡まで)が終わった夜、ウルフは「3巡でフェラリオを指名すべきだったか」と悔やんだとのこと。2日目の最初も、4巡の10位まで残っているかどうか、祈るような思いで見守っていたそうだ。オフェンスラインを見抜く達人であるロン・ウルフの見る目を信じる他ない。

カテゴリ : Draft, Player