LB トランス・マーシャル Torrance Marshall | |||||
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ドラフト3巡b(72位) | 背番号51 | 188cm | 108kg | Oklahoma | 1977年6月12日生 |
セールスポイント : 素晴らしいスピード、ジャンプ力を備えた優れたアスリート。ビッグプレイ能力は高い。強烈なタックルなどランディフェンスが優秀なだけでなく、パスカバーも良い。ブリッツが得意。大学ではILBだったがOLBもできるスピードがある。弱点といわれたプレイの読みや嗅覚も、昨年からは試合ごとに良くなってきたとの評価もある。 弱点? : ポテンシャルは高いがまだ未熟な点が多く、ミスも多い。システムに習熟するのに時間を要するかもしれない。読みや判断を磨く必要がある。まだ下半身が弱く、プロのブロックを振り切るにはバルクアップが必要という声も。昨年の開幕戦でチームから出場停止処分(理由は不明)を受けたり、2月のスカウティング・コンバインでマリファナ陽性反応が出るなど、私生活などに問題があるとの懸念から指名順位を下げた。そうでなければ2巡目下位で指名されただろうと言われている。 パッカーズにとって : ブライアン・ウィリアムズが解雇された今、パッカーズLBの中でマーシャルが最も優れたアスリートのようである。層の薄いLB陣の中で、ILBのハリス、ウィークサイドOLBのウェインの控えをつとめることになる。とりあえずはパッカーズのシステムに習熟するのが最優先。それさえスムーズに行けば、早いうちから(例えばシーズン途中から)スターターの座を奪うこともありうる。CBバウ・ジューと同様、スペシャルチーム要員でもある。 私生活のトラブルを越えて : 以前のマリファナ問題に加え、ドラフト指名直後にオクラホマの女性から実父確定訴訟を起こされたりと、私生活のトラブルばかりが取り上げられるマーシャル。しかしチーム側は彼のことを徹底的に調査して、全てを承知の上で彼を指名した。まとめると、「彼は子供の頃から多くの困難を経験し、それを乗り越えてここまで来た。彼は良い人間であって問題児などではない。本人も認めているようにいくつもの過ちを犯したが、それは困難な家庭環境によるところが大きい。さまざまな問題は過去のこととして、グリーンベイでフレッシュなスタートを切らせたい」というのがシャーマンHCたちの考えのようである。もちろん本人の目も現在、そして未来に向けられている。 |