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ちぃさんのニューオーリンズ遠征記(1)

ランボー・フィールド初観戦で観戦記を書いたのが2005年 、自分が声かけ役になって観戦ツアーを組んだのが2007年。そこから少し間が空いて、どうしようかなと思っていたところ、Packer Zone掲示板上でも告知のあった2013年2月のオフ会に参加。ここでの盛り上がりが引き金になって、再度声かけ役になって同年9月に三度目のランボーフィールドへ。 これでもう当分はパッカーズをライブで観る機会はないだろうなと思っていたところ、なんと今年7月に晴天の霹靂で米国ロサンゼルス赴任に。

フットボール・ファンとしてこんな幸運を逃す手はない!ということで、2013年に一緒に観戦した米国在住のワタシの先輩Tさん夫妻と、ニューオーリンズに行くことにした。

■ アメリカのテレビ観戦事情

管理人さんからリクエストがありましたので、本題に入る前に、こちらでのテレビ観戦について少し。 米国に来たから毎週パッカーズのゲームを観ることができるかというと、答えは否。地上波で全国中継されるのはナイトゲームだけ(ただし Thursday Night Game の一部は NFL Network でのみ放送)で、FOXとCBSで放送される昼間のゲームは、地元、あるいは地元に近いチームのゲームの放送が中心。

NFLチームがないここロサンゼルスで言えば、主にチャージャース、レイダース、49ersのゲーム。もちろん、わがパッカーズのゲームも地上波で放送されることはあるのだけれど、ゲーム途中で大差がつくと容赦なく他の接戦ゲームに中継が切り替わってしまったりする。実際、今季はもう2回もその憂き目に。

こんな思いをせずに観るには、衛星放送のディレクTVに加入して"Sunday NFL Ticket"を観るという手があるのだけれど、それだけのためにディレクTVに加入するのは…という人は、スポーツバーに行くことになる。 ワタシはこのサイトでパッカーズ・ファンが集まる近くのスポーツバーをリストアップし、次にYelpでその店の口コミをチェックして店を決めた。

もちろん、店内はパッカーズ・ファンだらけ。狭い店内にひしめき合って、大半の人はゲーム中は立ちっぱなし。TDをあげようものなら、蜂の巣をつついたような大騒ぎになって、周りの人たちとハイタッチしまくる、ということに。これはファンとしてはかなり楽しい。

ロサンゼルスは東海岸と3時間の時差があるので、日曜日の早い時間帯のゲームは午前10時キックオフということになるのだけれど、そんなことはお構いなし。朝から皆でビール片手に大盛り上がり!

ただ、時差、というか時間差についてはひとつ問題が。それは NFL Game Pass との時間差(管理人注: Game Pass は米国内では観られません)。地上波放送と比べると1分半くらい Game Pass が遅い。

スポーツバーで飲みながら観ている時は、さすがにPacker Zoneチャットにまともに参加するのは難しいので影響はないのだけれど、自宅で地上波放送を観ながらチャットに参加すると、これが厄介。RBレイシーがフィールドを駆け抜けても、WRネルソンがスーパーキャッチをしても、LBマシューズがサックを決めても、その瞬間に「来たー!」と書き込めない。ネタばれになってしまうから。

日本からチャットに参加している皆さんと喜びと興奮を同じタイミングで分かち合えないというのは、実はかなりつまらない。もっとも、午前2時に起きなければいけない時差と比べれば、ホントに贅沢な悩みではあるのだけれど。

■ 10月24日(金) ニューオーリンズ着

前置きはこれくらいにして、いざニューオーリンズへ!

19時半過ぎに到着した後は、先に到着していたTさんの車でフレンチ・クォーターに。

10月下旬なので、デコレーションもハロウィーン仕様。

そして、歩いているとグリーン&ゴールドのジャージを着た人がちらほら。 思ったよりパッカーズ・ファンが多い?と思いながら初日は終了。

■ 10月25日(土) Game Day前日: ニューオーリンズ観光

好天の中、ニューオーリンズのシティ・パーク内の植物園に。

青空に映える自然のグリーン&ゴールド、もとい、グリーン&オレンジやパープル、ピンクに癒される。

そして、目を引いたのが走り回る鉄道模型。

実に精巧に作ってあって見とれてしまった。説明をしてくれた26歳の白人青年はかなりの鉄分の持ち主で、この模型を管理する仕事に就けて本当にハッピーだ、と嬉しそうに語ってくれた。

夜には、前夜に続いてフレンチ・クォーターに。 さすがにゲーム前夜とあって、あちこちにフラッグが。

そして、通りには昨夜より多いパッカーズ・ファンが。

向こうからパッカーズのジャージを着た人を見つける度に「Go Packers!」と声をかけてすれ違いざまのハイタッチ!そして、その回数が時間とともにどんどん増す。

ライブ演奏をやっているバーに入ってみたら、12番と52番が。

有名店「カフェ・デュ・モンド」でもグリーン&ゴールド。

ちなみに、このカフェの名物がこのベニエ。

ドーナツというより、軽い揚げパンのようなものに粉砂糖がたっぷりと。これが実はクセになる味で、大の甘党であるワタシにはたまらない美味しさ。昼間に続いて、夜にも来てしまった。

話をグリーン&ゴールドに戻すと、フレンチ・クォーターで見かけた印象では#12が断トツに多く、それに続くのが#52、#87、#18。そして、その次が#92と#4。

面白いところでは、ロジャースのあのセリフ「R-E-L-A-X」をあしらったTシャツも。グリーン地にゴールド文字だから分かったものの、そうでなければ気づかなかったかも。

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updated : 2014/12/17