≪ 前へ 1 2 3 4 5 次へ ≫

ちぃさんのランボーフィールド観戦記

■ 10月7日(金) グリーンベイ到着

グリーンベイ空港では、先乗りのお三方が迎えてくれました。感謝感激です。NPBさん、ぐんさんとはここで初顔合わせです。初対面だけど初対面じゃないようななんだか不思議な感覚です。皆さん物腰がやわらかくて、会話も自然に続きます。やっぱりパッカーズ・ファンに悪い人はいないよなぁ、と一人納得。

グリーンベイを知り尽くしているジャスティンさんが運転するレンタカーに乗って、ホテルへ連れて行ってもらいました。皆さんが泊まっているのはラマダ・プラザ、私はそのはす向かいのベスト・ウエスタンです。先に降ろしてもらってチェックイン。旅装を解いて顔洗って、30分後には歩いてラマダへ向かいました。そして、みんなですぐにランボー・フィールドへ。時差ボケはどっかにおいてきちゃいました。

車から見える風景はいわゆるアメリカの田舎町、とりたてて特徴があるわけでもなく、アメリカでよく見かける町の風景です。本当にこんなところに7万人収容のスタジアムがあるのか?と思ってしまうような風景が続きます。しかし、その姿はじき私の視界に入ってきました。おぉ、これがランボー・フィールド!初めて見たその外観はいい意味で地味、という印象です。このグリーンベイの町並みにぴったりハマッている感じです。

クリックすると拡大します車を止めて正面入り口へ向かうと、まず目に飛び込んでくるのは、カーリー・ランボー、ビンス・ロンバルディの大きな銅像です。思わず見入ってしまいました。迫力、貫禄、歴史。この人たちがパッカーズを作り上げ、成長させたのかと思うと、何だか手を合わせて拝みたくなりました。4:30pmのスタジアム・ツアーに参加にすることになり、それまではアトリウム内を散策です。なんだかこの上なく幸せな気分。

翌土曜日にホール・オブ・フェイムを見るために再びスタジアムに来た時は、スタジアム・ツアーにものすごい数の人が集まっていました。我々一同「金曜日に行っておいてよかったよねぇ」。 後述するブレット・ファーブのステーキハウスも土曜日夜はものすごい混雑でした。グリーンベイ現地観戦で外せないこれらのポイントは、ゲーム前日の土曜日ではなく、金曜日のうちに行っておくのが絶対お勧めです。

■ 10月7日(金) ランボーフィールド・スタジアムツアー

さて、スタジアム・ツアー開始です。“アメリカ片田舎の人のよさそうな”という形容詞がぴったりの話好きなおっちゃんが我々のツアーガイドです。「この中に株主の人はいるかい?」という質問に、私を含めて三人が手を挙げました。ちょっと恥ずかしいけど、ちょっと誇らしい気分です。

ランボー・フィールドに関する歴史や施設の説明を聞きながらあちこち回って、ラグジュアリーボックスの一つに入りました。入れると期待していなかったので、ちょっと興奮です。そしてガラス越しに見たフィールドの緑にうっとり。これが“聖地”のフィールド。説明も半分くらいは耳に入らず、ただただグリーンの芝に見入ってしまいました。

クリックすると拡大します クリックすると拡大します クリックすると拡大します
ランボーフィールド正面ゲート 東南端のラグジュアリーボックスから 選手用ドアにはこの文字

続いて選手の入場ゲートへ。ゲーム当日に選手たちが通る出入り口はシャッターでふさがっていたので、我々はその脇のドアから選手入場通路へ出ました。ドアの上には”PLAY LIKE A CHAMPION”というプレートがあります。いいフレーズです。いたく気に入ったので、後日ファンタジーのsmackに早速採用しました。

そして、いよいよフィールドへ向かいます。フットボールでも、ベースボールでも、スタジアムの緑を見ると興奮してしまうスタジアム・フェチとしてはたまらない瞬間です。しかも、ここは“聖地”ランボー・フィールド。芝に触れてみます。手にやさしいこの感触。あぁ、あまりに興奮して鼻血が出るかと思った。 

芝の写真を撮るぐんさん「この芝の写真がpackers.comの壁紙にありましたよね。」 そうそう、スタジアム・フェチの私もその芝の写真を自分のPCの壁紙に愛用しています。

クリックすると拡大します クリックすると拡大します クリックすると拡大します クリックすると拡大します
選手入場ゲートを通る フィールドの芝が目の前に 南側のポール裏から プレークロック

事前に聞いていた通り、座席はベンチ・シートです。ここで7万の大観衆がおしくらまんじゅうするんですね。NPBさん「7万人収容でもあまり大きさを感じないのは、ベンチ・シートだからでしょうね」 確かにその通りです。明後日にはここに座って7万の一人になれるのかと思うと、もう本当に待ちきれなくなってきました。

ツアーの後はプロ・ショップへ。これまでレッドスキンズやカウボーイズのショップには行ったことがありますが、パッカーズのショップはもちろん初めてです。Gマークとグリーン&ゴールドに囲まれる環境がこんなに心地いいとは! 現地観戦の皆さんは思い思いの品を買っていきます。私はと言えば、今回一目ぼれしたランボー・フィールドのカレンダー、Gマークの渋めの色のキャップなどを購入です。

■ 10月7日(金) ブレット・ファーヴ・ステーキハウス

クリックすると拡大します夕食はブレット・ファーブのステーキハウス。案内係の人に40分くらい待つと言われたので、名前と人数を伝えて、すぐ近くのジャージ・ショップへ行くことにしました。ここには、私が欲しいジャケットやフリースがいっぱい。でも我慢。「緑と黄色なんて日本で着られないでしょ。」というウチの相棒の言葉が頭をよぎります。 

ぐんさんが「ベンチ・シートは冷たいから」と言って、尻の下に敷くシート・クッションを物色中です。一方、スタジアムでは簡易座椅子をゲーム当日レンタルしてくれるとの話を聞いていたので、どうするかちょっと悩んでしまいました。ここでは結論を出さず、翌日に持ち越しました。

ステーキハウスはもっとカジュアルな感じの店かと想像していましたが、意外にきちんとした店でした。案内係のお姉さんもきちんとしていたし、ウエイター、ウエイトレスも白の正装で決めていました。

クリックすると拡大しますNPBさんの観戦記でも取り上げられていますが、ここのメニューは裏にファーブの絵が書いてあってかなりカッコいい。さらに私は、この絵のファーブがスターターのジャージを着ているのを見つけて、チョット喜びました。実は私が持っているファーブのレプリカ・ジャージもスターター製のもの。買ったのは92年。今どきスターターのジャージを持っている人なんてなかなかいないんじゃないかなぁ、なぁんて一人でにやついていたら、大変なことに気がつきました。そのジャージを持ってくるのを忘れてるじゃないですか!なんてこった。今回着なかったらいつ着るというのだ!グリーンベイに来る直前は仕事がかなり忙しく、大慌てでパッキングをやったせいでしょうか。一人でちょっとだけ、いや、かなりブルーになってしまいました・・・。

Gマークとグリーン&ゴールドもいいけれど、それだけじゃちょっとなぁという方には、このステーキハウスのTシャツがお勧めです。胸にワンポイント、そして背中に大きく店のロゴ。地の色は、白、グレー、黒の3種類があります。これはわりとセンスがいい。がんたさんと私は購入です。(と言っても、食後に買おうと思っていたのにすっかり忘れてしまい、翌日にまた来たのですけど)

◆ ◆ ◆

日本から着いたその日にこれだけ活動できたとは、自分でもちょっとビックリ。年齢とともに時差ボケもだんだん辛くなってきているのですが、今回はちょっと違います。やっぱりアドレナリンの分泌量が違うことと、着いてからずっと外を出歩いていたからなんでしょう。夜はいつもの通り、翌日の時差ボケを軽くするために、できるだけ夜中まで頑張ってから床に就きました。初日から大満足です。

≪ 前へ 1 2 3 4 5 次へ ≫

updated : 2006/05/17