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Notebook: WRコブの出否は微妙
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年12月27日
祭日明けの木曜、今週の初練習が行われた。「ロジャースがフリンより先にプレー」という第一報から、ファンもメディアも大騒ぎだった。
- QBアーロン・ロジャース(左鎖骨骨折)は練習にフル参加し、先発復帰が発表されている(前の記事参照)。練習中から「先発復帰決定」という情報が一部で流れ、ESPN と NFL Network がヘッドコーチ会見を生中継するほどの注目度だった。
- マッカーシーHCとQBロジャースの話の内容(というか言葉の濁し方)を総合すると、「Dr.マッケンジーは許可を出していないが、本人がリスクを受け入れるという形で押し切った」のではないか、と解釈する地元記者が複数いる。
- 先週練習再開したWRランドール・コブ(腓骨骨折)は今のところ順調だが、復帰確実というわけではない。楽観視するメディアも多いが、Journal Sentinel紙は「今週出場の可能性は低い」とし、Press-Gazette紙は「もう1週先かも」としている。 「今日は復帰以来初めて、ケガのことを考えずにカットできた。大きな前進だ。僕としては出場するつもりで準備しているけど、決めるのは自分じゃない」と本人。
- OLBクレイ・マシューズ(右親指骨折)はすでに欠場が決定。そのほか、RBレイシー(足首)、ILBジョーンズ(足首)、TEテイラー(体調不良)が練習を休んだ。
- RBエディー・レイシー(足首)は練習しなかったもののマッカーシーHCは出場に楽観的。「私は出場すると予想している。金曜の練習にはいつもどおり参加する見込みだが、出場のために必ず必要というわけではない」
- OLBペリー(足)とOLBニール(腹部)が部分的ながら参加できたのは明るい材料。先週は水・木と休んでいた。
- QBロジャースがいれば勝てるわけではない、とマッカーシーHC。 「チーム全員にも話したことだ。言うまでもなくアーロンはチームにとって非常に重要な存在。しかし我々は敵地に乗り込んでチームとして勝たなければならない。ランでボールを進めなければならない、ランを止めなければならない、パスプロテクトしなければならない、相手QBを追いかけなければならない、パスを防がなければならない。そうした、それぞれの仕事にいま集中している」
- QBアーロン・ロジャース。「欠場は大きな人生経験になった。困難に直面するたび、何かしら学ぶものだと思う。僕にとっては、一歩退がって違った角度からチームを眺めること。ヘッドセットを着けてね。仲間とフィールドにいられないのはつらかったけど、そのプロセスで多くを学んだ。外からチームをリードする方法、自分の態度の重要さ、練習で仲間に伝えるエネルギーの重要さ。チームメイトが復帰を喜んでくれているのは知っているけど、彼らが僕を信頼してくれるのと同じぐらい、僕は彼らの力を信じている。僕の復帰が彼らへのプレッシャーを和らげるわけじゃない。僕らは自分たちにプレッシャーをかけ、自分たちの力を証明するつもりでいる」
- RBエディー・レイシーの活躍についてQBロジャース。「マーショーン・リンチ(大学時代のチームメイト)を思い出させるよね。最初のタックラーに倒されることがめったにない」
- WRジェームズ・ジョーンズ。「チーム最高の選手が帰ってくる。しかしだからといって、勝利が保証されたわけじゃない」 「他の選手を向上させる力があるからこそ、彼はあれだけの給料をもらっているんだ。彼はこのチームを1000倍も向上させるよ。彼のロッカーに群がる(記者たちの)人数を見ればわかる」
- WRランドール・コブの状態についてエドガー・ベネットWRコーチ。 「長く休んだ時は基本練習に戻ることが大事だ。ここ数週間の彼はそれを繰り返してきた。タイミングを合わせ、フットワークを磨き、ブレークの練習をする。多少の時間はかかるものだが、彼はその部分で前進してきた。練習のテンポやスピード、仲間と競い合うことも彼の助けになっている。我々はできるだけ試合に近いスピードをシミュレートするよう練習で心がけていて、そのこともハイレベルでプレーするための助けになるはずだ」
- 先週土曜にTEブランドン・ボスティックとDEジョニー・ジョリーがインジャリーリザーブ入りしたため、ロースターには2つ空きができたまま。WRコブとプラクティス・スクワッドの1人を昇格させるのが順当なところか。
- ディフェンスは相変わらず課題だらけ。ベアーズのRBマット・フォーテイはラン1229yds、パスキャッチ70回547ydsとベストシーズンを過ごしている。前回トータル179ydsを記録した彼を止めるだけでも頭が痛いのに、パス守備ではWRブランドン・マーシャル(1221yds・11TD)とWRアルション・ジェフリー(1341yds・7TD)というNFL最高のデュオが待っている。
- Sリロイ・バトラーがランボーリープを発明してから20周年。1993年12月26日のレイダーズ戦のことだった。スクリーンパスを捕ったRBからSバトラーがファンブルフォースし、拾ったボールをDEレジー・ホワイトがラグビーのようにSバトラーにトス。左サイドライン際を駆け抜けたバトラーがエンドゾーンで止まることなくスタンドに飛び込んだ。(ビデオ)