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Packers 55 - 7 Titans
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年12月24日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Titans (5-10) |
0 |
0 |
0 |
7 |
7 |
Packers (11-4) |
14 |
6 |
14 |
21 |
55 |
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天気は晴れ、気温-4℃のランボーフィールド。パッカーズは不調のタイタンズを攻守とも圧倒、なんと今季最多の48点差で大勝を収めた。11勝目を挙げたパッカーズはこれでプレーオフの第3シード以上が確定した。
QBロジャースのTDランで先制したパッカーズは、第2Qに2つインターセプトを奪って20点のリード。後半に入ってもタイタンズを攻守とも圧倒し、オフェンスは最後のシリーズを除いてすべてタッチダウン。CBS解説者のダン・ディアドーフがタイタンズの士気低下を何度も指摘するほどだった。トータルヤーデージはパッカーズの460ydsに対してタイタンズはわずか180ydsだった。
ラン守備は難敵RBクリス・ジョンソンを11回28ydsとシャットアウトに成功。パス守備ではブリッツが面白いように決まり、2年目QBジェイク・ロッカーに7サックを浴びせた。注目のKメイソン・クロスビーは26ydsと48ydsをどちらも成功し、ひさしぶりのFG失敗ゼロ。
オフェンスではQBアーロン・ロジャースが8試合ぶりの300ydsゲーム。RBライアン・グラントが今季初を含む2TDランを決め、WRグレッグ・ジェニングスも復帰後初TDキャッチを決めた。足首を痛めて負傷したWRランドール・コブの状態だけが心配だ。
第1Q
- TEN陣21 : パス失敗とRBクリス・ジョンソンの-1ydロスで3rdダウン11、サック(OLBマシューズ)で3&アウト。
- GB陣42 : RBドゥワン・ハリスの4ydsラン、WRコブへの11ydsパスでTEN陣へ。RBハリスのランが2回止まって3rdダウン7、WRコブへのパスは通らずパント。
- TEN陣20 : ロングパス失敗、TENディレイ、パス失敗で3rdダウン15、WRプレストンへのパスは7yds止まり。
- GB陣44 : TEウィリアムズへの8ydsパス、RBグラントの6ydsランで1stダウン。WRジェニングスへの9ydsパス、RBグラントの18ydsラン、9ydsランでゴール前05ydsへ。QBキープで中央に5ydsのタッチダウン。
- TEN陣16 : RBジョンソンのノーゲイン、TENインテンショナルグラウンディングで3rdダウン21、RBジョンソンの7ydsランでまたも3&アウト。
- TEN陣43 : WRジョーンズへの15ydsパス、WRジェニングスへの8ydsパスのあと、WRコブに20ydsTDパス成功。
- TEN陣28 : RBジョンソンの3ydsラン、QBスクランブル22ydsランでGB陣へ。長いパスをCBシールズがインターセプト。
- GB陣21 : ロングパス失敗、RBグラントの2ydsランで3rdダウン8、サックされてパント。
- TEN陣40 : RBジョンソンの-3ydsロス(RBジョンソン足首負傷)、サック(ILBホーク)で3rdダウン20、レシーバーの弾いたパスをOLBウォルデンがインターセプト、TEN陣14までリターン。
- TEN陣14 : WRジョーンズへの6ydsパスで第2Qへ。
第2Q
- 投げ捨てで3rdダウン4、WRジョーンズへのパスは通らず。26ydsFG成功。
- TEN陣35 : 3rdダウン7からWRウィリアムズへの8ydsパスで1stダウン。RBハーパーの13ydsランでGB陣へ。3rdダウン1からFBクイン・ジョンソンのノーゲインで4thダウン1、スラントパスは通らずギャンブル失敗。
- GB陣31 : RBハリスの1ydラン、10ydsランで1stダウン。RBハリスのノーゲイン、TEウィリアムズへの3ydsパスで3rdダウン7、FBクーンへの9ydsパスでTEN陣へ。WRジェニングスへの8ydsパス、QBラン1yd、ロングパス失敗で4thダウン1、RBグラントの2ydsランでギャンブル成功。RBグラントのラン2回止まって3rdダウン6、TEフィンリーへのパスは通らず。48ydsFG成功で3点追加。
- TEN陣16 : RBジョンソンの4ydsラン、サック(OLBモーゼス)で3rdダウン9、WRウィリアムズへの20ydsパスが通って1stダウン。RBジョンソンのラン2回で3rdダウン3、4ydsランで3rdダウン3、パス失敗でパント。
- GB陣02 : TEウィリアムズへの9ydsパス、パス失敗で3rdダウン1、WRジェニングスへの7ydsパスで1stダウン。TEフィンリーへの23ydsパス、14ydsパスでTEN陣へ。TEフィンリーへの2ydsパス(GBタイムアウト#3)、WRジェニングスへのパス失敗、TENオフサイド、TEフィンリーへのロングパス失敗で4thダウン3、WRジョーンズへのロングパスは通らず。
- TEN陣38 : 残り12秒。QBスクランブル7yds(TENタイムアウト#1)のあと、ヘイルメリー失敗で前半終了。
第3Q
- GB陣40 : QBスクランブル2yds、WRコブへの31ydsパス、RBハリスの4ydsラン、TEフィンリーへの13ydsパスでゴール前09ydsへ。QBスクランブル2ydsのあと、RBハリスが7ydsTDラン成功。
- TEN陣20 : RBジョンソンの8ydsラン、パス失敗で3rdダウン2、WRワシントンへの7ydsパスで1stダウン。RBジョンソンのノーゲイン、サック(ILBホーク)で3rdダウン19、RBジョンソンへの6ydsパスでパント。(リターナーのWRコブ負傷)
- GB陣29 : RBグラントの3ydsラン、WRジョーンズへの21ydsパスでTEN陣へ。RBグラントの2ydsラン、WRジョーンズへの10ydsパスでさらに1stダウン。RBグラントへのショートパスが34ydsゲインしてゴール前01ydsへ。WRジェニングスへのクイックパスでタッチダウン。
- TEN陣23 : RBジョンソンへのスクリーンパス8yds、RBジョンソンの3ydsラン、WRウィリアムズへの11ydsパスのあと連続パス失敗で3rdダウン10、サック(DEニール)が出てパント。
- GB陣20 : RBグラントのノーゲイン、WRジョーンズへの27ydsパス、TEフィンリーへの18ydsパスでTEN陣へ。RBグラントのノーゲイン、TEテイラーへの11ydsパス、WRジェニングスへの4ydsパスで最終Qへ。
第4Q
- WRジェニングスへの8ydsパスでレッドゾーンへ進み、WRジョーンズへのクイックパスが12ydsTDに。
- TEN陣21 : パス失敗とQBスクランブル1ydで3rdダウン9、サック(CBシールズ)で3&アウト。
- TEN陣07 : QBグレアム・ハレル登場。RBグラントが7ydsTDラン成功。
- TEN陣26 : RBハーパーの-1ydラン、WRブリッツへのパス失敗で3rdダウン11、WRワシントンへの8ydsパスで4thダウン3、パスはアウトオブバウンズでギャンブル失敗。
- TEN陣33 : RBグラントの5ydsラン、4ydsラン、GBホールディングで3rdダウン11、WRジョーンズへのパスは9yds止まり。4thダウン2、RBグラントの3ydsランで1stダウン。TENフェイスマスク、RBグラントのノーゲインのあと、RBグラントが9ydsTDラン成功。
- TEN陣40 : ロングパス失敗、RBハーパーの-2ydsロスで3rdダウン12、TEスティーヴンズへのパスは7yds止まり。
- GB陣10 : RBグラントの3ydsラン、-1ydロスで3rdダウン8、WRドライバーへのパスは通らず。
- TEN陣47 : TEトンプソンへの8ydsパス、サック6yds(ILBジョーンズ)で2ミニッツ。WRプレストンへの10ydsパスで1stダウン。パス失敗のあとWRブリッツに39ydsパスが通ってゴール前02ydsへ。WRブリッツに2ydsTDパス成功。
- オンサイドキックはGBがキャッチ。ニーダウン3回で試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
Titans |
Points |
55 |
7 |
Total Yards |
460yds |
180yds |
First Downs |
28回(ラン9・パス18・反則1) |
10回(ラン3・パス7・反則0) |
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Rushing |
117yds (35回・平均3.3) |
79yds (22回・平均3.6) |
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Passing |
342yds (27/38・3TD・INT0) |
140yds (13/30・1TD・2INT) |
Sacked |
1回8yds |
7回39yds |
Passer Rating |
125.1 |
41.0 |
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3rd Down Efficiency |
4/15 (27%) |
2/11 (18%) |
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Turnovers |
0回 (INT0/FUM0) |
2回 (INT2/FUM0) |
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Field Position |
自陣43yds |
自陣28yds |
Punt |
3回39.7yds(ネット35.7yds) |
8回47.0yds(ネット34.4yds) |
Kickoff Return |
1回0yds |
9回平均19.6yds |
Punt Return |
5回平均20.2yds |
1回12.0yds |
Field Goals |
2/2 |
0 |
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Penalty |
1回10yds |
5回35yds |
Time of Possession |
34分24秒 |
25分36秒 |
- トータルヤーデージはパッカーズ460ydsに対してタイタンズがわずか180yds。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが2/11の18%と意外に不振だった。決めるときは2ndダウンまでに決めてしまう感じ。タイタンズは4/15の27%。4thダウンは2回とも失敗している。
- オフェンスの犯したターンオーバーはゼロ。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは2つ。
- 第1Q、CBサム・シールズがWRダミアン・ウィリアムズへのパスをインターセプト。サイドライン際のロングパスがあきらかなアンダースローだったが、バランスを崩しながら地面すれすれでキャッチしたCBシールズの技術も素晴らしい。(ビデオ)
- 第1Q、OLBエリック・ウォルデンがインターセプト。WRダミアン・ウィリアムズがパスを弾いたところを幸運なインターセプトだった。これもすこしQBのコントロールが悪いが、レシーバーの責任だろう。(ビデオ)
- 先発QBアーロン・ロジャースは27/38、342yds、3TD、0INTでレーティング125.1とほぼ完璧な内容。
- 相手CBのクッションが大きいので、クイックパスを投げるだけで簡単に7yds前後ゲインできる。
- 被サックは1回だけとパスプロテクションは安定していた。ポケットが窮屈になるプレーはそれなりにあるが、今回も巧みなフットワークでパスラッシュをかわしている。
- 今季2回目のTDランは、相手がノーバック隊形に反応して中央が薄くなったのを突いたプレー(ビデオ)。最初からデザインされたキープではなく、最初はWRドライバーに投げるはずだった、と本人。
- WRランドール・コブへのTDパスは右に流れながらの完璧なパス。(ビデオ)
- QBグレアム・ハレルは3シリーズ出場し、パスは1/2、9ydsのみ。またもつまづいてハンドオフをミスしそうになるプレーがあった。
- チームラッシングはニーダウンを除いて32回120yds(平均3.8)、4TD。
- RBライアン・グラントは20回80yds(平均4.0)、2TDと上々の内容。第4Qには復帰初TD(ビデオ)を決め、直後のシリーズでも9ydsのTDラン(ビデオ)。レシービングで34ydsのビッグゲインがあった。
- RBドゥワン・ハリスは8回29yds(平均3.6)、1TD(ビデオ)。試合最初のプレーは彼のキャリーだったが、RBグラントが好調と見たのか終盤はRBグラントばかりだった。
- RBグリーンは脳震盪のため欠場している。
- FBジョン・クーンはボールキャリーなし、レシービングで1回9yds。
- WR/TE陣は以下のとおり。WRネルソンは3試合連続で欠場。
- WRグレッグ・ジェニングスは7回45yds。第3Qの1ydTDは復帰後初タッチダウン(ビデオ)。クイックパスばかりでダウンフィールドへのパスはつながらず、最長は9yds止まりだった。
- WRジェームズ・ジョーンズは7回100yds、1TD(ビデオ)。力強いランアフターキャッチでタックルを破るプレーが何度もあった。
- WRランドール・コブは3回62yds、1TD。第1Qの20ydsTDは芸術的なプレーだった。(ビデオ)
- WRドナルド・ドライバーはキャッチゼロ。QBハレルからの地面すれすれのパスを確保できず。
- TEジャーマイケル・フィンリーは5回70ydsと、今回も安定感ある働き。
- TE D.J.ウィリアムズは3回20yds。TEライアン・テイラーは1回11yds。(今季初キャッチ)
- 先発OL陣はLTニューハウス、LGラング、新先発Cディートリック=スミス、RGシットン、RTバークレー。
- パスプロテクションは安定し、被サックは第1Qの1回8ydsのみ。6メンラッシュでDTマイク・マーティン(スタンドアップからのラッシュ)をFBクーンが止め切れなかったもので、これは相手プレーコールの勝利だろう。
- ランブロッキングも引き続き好調。
- 新先発Cイヴァン・ディートリック=スミスは目だったミスもなく、安定感ある働きだった。
- 体調を崩して土曜にインジャリーリポートに"Questionable"と追加されたRTドン・バークレーだが、ぶじ出場。先週は流感にかかるOL選手が続出した。
- 新人OGグレッグ・ヴァンローテンがエキストラブロッカーとして投入されるプレーが6回。うち5回はランプレーで16yds(平均3.2)。WRジョーンズへの12ydsTDパスも、RBグラントの最初のTDランも彼が加わったプレーだった。
- タイタンズは第1Qの5シリーズで3&アウト3回、インターセプト2回。
- パス守備はQBジェイク・ロッカーを相手に13/30、140yds、1TD、2INTのレーティング41.0。
- 140ydsのうち59ydsは試合最後のTDドライブで稼いだもので、なんとも悲惨な出来だった。コントロールは大雑把で、こちらとしては3rdダウンロングに追い込みさえすればそれで終わり、といった印象。
- パッカーズ守備のサックは7回39yds。第1シリーズでOLBマシューズ(カバレッジサック気味)、ILBホーク(OLBマシューズとスタント)、第2QにOLBモーゼス(QBが勝手にコケた)、第3QにDEニール、第4QにCBシールズ、ILBジョーンズ、ILBホーク。
- ケイパースDCは終盤までブリッツを繰り返して若手QBを圧倒。CBブリッツも目立ち、CBシールズはキャリア初サックを記録。
- パスカバレッジも安定している。ラン守備がいいのでプレーアクションで一発やられるミスもない、という好循環か。
- ラン守備は22回79yds(平均3.6)。QBスクランブルを除くと17回47yds(平均2.8)。
- 先発RBクリス・ジョンソンを11回28yds(平均2.5)とシャットアウトできたのが勝因の1つ。
- 元パッカーズのFBクイン・ジョンソンのキャリーも1回あったが、ノーゲインに終わっている。
- ラッシングの稼ぎ頭はQBスクランブルの4回32yds。
- 反則は1回10ydsのみ。第4QのFBクーンのホールディングだった。タイタンズの反則は5回35yds。
- キックオフリターンは1回のみ。サイドライン際まで転がって止まったキックオフを、WRコブは片足をサイドラインに出したうえで拾い、「キックオフのアウトオブバウンズは40yds地点から」としてしまう頭脳的なプレーだった(ビデオ)。ルールの抜け穴のようなケース。
- パントリターンはWRランドール・コブが3回平均13.0yds。WRコブが第3Q半ばに負傷退場するとリターナーはWRジェレミー・ロスに。フェアキャッチのあと、58ydsのビッグリターンを見せた。ブロッカーたちが素晴らしかった。
- Pティム・マステイのパントは3回平均39.7yds、ネット平均35.7yds。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは2/2。
- 第2Q、26ydsFGを成功させるとたいへんな歓声。
- 第2Q、48ydsFGは右アップライトを直撃しながらなんとか成功。本人は大きなガッツポーズ。アップライト直撃はこの4試合で3回目だが、うち2回は成功している。
- ここまでKクロスビーはFGトライのあったゲームで9試合連続で失敗していたが、それも3か月ぶりにようやくストップ。
- カバレッジチームは上出来。寒さのせいでキックオフ9回のうち1回しかタッチバックにならなかったが、キックオフカバレッジは8回平均19.6yds。パントカバレッジは1回12.0yds。
- ケガ人は以下のとおり。
- 第3Q、パントリターンでWRランドール・コブが右足首を負傷。
- 第4Q、CBデヴォン・ハウスが負傷。また肩を脱臼かと心配されたが、"Stinger"にすぎないと本人。
- アクティブ登録から外れたのは、RBグリーン(脳震盪)、RBスタークス(ヒザ)、WRネルソン(ハムストリング)、TEクラブトリー(ハムストリング)、DEウィルソン(ヒザ)、DEウォージー(ハムストリング)、CB/Sウッドソン(鎖骨)。
- 今回のゲームキャプテンは、WRジョーンズ(オフェンス)、OLBマシューズ(ディフェンス)、FBクーン(スペシャルチーム)の3人だった。いつも背後に写りこむQBロジャースが今回はサンタ帽をかぶっている。(写真)
- 試合前、OLBクレイ・マシューズは父クレイJr.、叔父ブルース(タイタンズのOLコーチ)、従弟ケヴィン(センター、今回は欠場)の4人で記念写真を撮っていた。