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Packers - Colts Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年10月 9日
- マイク・マッカーシーHC。 「コルツはよいプレーをした。それは称賛しなければならない。(ヘッドコーチの休養で)彼らにとってはつらい1週間だったが、彼らは気持ちをこめてエネルギッシュにプレーした。しかしはっきり言って私は自分のチームのことに集中しているし、このチームは能力どおりのプレーができていない。力を出し切れていないと感じていて、率直に言ってそれは私から始まっている。私に責任がある。チャンスはあるのだし、今後も向上の努力を続けるしかない。我々は2勝3敗だ。ロードで勝つのは大変なことだが、ハーフタイムで21‐3とリードしていれば、そのまま続けていけばいいと思うのは当然のこと。それが我々のアプローチだった。何度か3&アウトがあって、そこからはすべてが下り坂になった」
- CBチャールズ・ウッドソン。 「つらい敗戦であり、つらい負け方だった。しかし同時に、シーズンはまだ長い。僕らは相手チームを突き放す方法を見つけなきゃいけない。昨年はオフェンスが相手をノックアウトしてくれた。ディフェンスがやったわけじゃない。しかし昨年の(高得点)オフェンスのことは忘れなければ。今日僕らは相手を止めることができず、相手は好きなように得点を、タッチダウンを決めることができた。これは僕らディフェンスに責任がある」
- NT/DEライアン・ピケット。 「僕らには能力はあるが、悪いフットボールをやっている。時々はいいプレーをするが、その次には全然ダメになる。いいチームじゃないってことだ。僕らは基本的なことがしっかりできていない。とにかくね。こちらが勝っているべきゲームだったのに」
- RGジョシュ・シットン。 「こういうゲームの勝ち方を身につけなきゃいけない。勝つのは大変なことだとわかってはいる。僕らは序盤に調子がよくて、後半はまた同じことの繰り返しで、シャットダウン。こういう試合をしっかり勝ち切らないと」
- OLBエリック・ウォルデン。 「僕らは逆境の乗り越え方を心得ている。今は精神的な試練だ」
- QBアーロン・ロジャース。 「僕らはとにかく後半に良いプレーができなかった。フィールドポジションを取り返すことができず、終盤になるまで得点ができなかった。大きなプレーを成功させられなかった。コルツの方が少しよいプレーをし、後半はプレッシャーをかけてきた。こちらがターンオーバーを犯したせいで2スコアゲームになって相手が精神的に盛り返してしまい、こちらは突き放す追加点が挙げられなかった」 「僕らにもチャンスはあった。もっといいプレーをしなければ。60分間通してそれができれば、僕らはこうしたゲームを勝つことができていたのに」
- RBベンソンとTEフィンリーの負傷退場についてQBアーロン・ロジャース。 「彼らはオフェンスにとって重要な選手たちだけど、アレックス(RBグリーン)は逆転のシリーズでビッグランがあったし、D.J.(TEウィリアムズ)も代役として何度かいいプレーがあった。ケガ人がいなければもっといいチームなのは当然だ。しかし誰かがケガをしたら、代役が頑張ってプレーを成功させるしかない」
- LG T.J.ラングはかなりの怒り方。采配への不満を語っているようにも読める。 「僕らは21-3とリードしているのにハーフタイムでゲームプランを変えた形になり、それで何もできなかった。僕らがパス一辺倒で来ると相手にもわかり、パスラッシュに賭けてきた」
- RGジョシュ・シットン。 「僕らはランでボールを進めることができなきゃいけない。(パス一辺倒でなく)バラエティがなきゃいけない。僕らは(オフェンス好調だった)昨年と同じチームじゃないのは明らかだ。20回連続でパスを投げて成功を収めるなんてことはできない。僕らはランで進めなければいけないし、プレーコーラーが自信を持ってランをコールできるようでなければ」
- 足を負傷したため保護ブーツを履いているRBセドリック・ベンソン。 「ビッグゲームになるというよい感触を持っていた。僕だけでなくスキルポジション全体についてね。そうならなかったのは驚きだ」
- 久しぶりの出番に最初は調子が出なかった、と認めるRBアレックス・グリーン。 「今年はあまりプレーしていなかったしね。オフェンスでの位置や相手ディフェンスの読みといった点で少し時間がかかった、ということは言える。でもいったんボールを持てばできるだけのプレーをしようと頑張ることに変わりはない。RBとして大事なのは勢いよく突っ込むこと。そして(ファンブルなど)ミスをしないようにと心がけた」
- 再逆転TDの直前に出たRBアレックス・グリーンの41ydsランはチーム今季最長。両TEがフルバックの位置に入るフルハウス隊形だった。
- 第3QのQBロジャースのインターセプトについてマッカーシーHC。 「あれがモメンタムを変えた。そうしたプレーはどの試合でもいくつかあるものだ。コルツにとってあれが大きかったのは明らかた」
- Pro Football Focusの分析によると、被サック5回のうち、2回はカバレッジサックまたはQBロジャースの持ちすぎによるもの。あとの3回は、それぞれLTニューハウス、Cサタデー、TEクラブトリーに責任がある。LTニューハウスが被サック以外は健闘したのに対し、RTブラガは被サックゼロながらQBヒット1回・ハリー3回と苦しんだ。
- 珍しいことに、WRネルソン(62)よりもWRジョーンズ(64)の方が出場スナップ数が多かった。
- 2回29ydsと完封されたWRジョーディ・ネルソンについてマッカーシーHC。 「相手はアグレッシブだった。こちらのアウトサイド(のレシーバー)に対して果敢に飛び込み、チャレンジしてきた。こちらがそれを突破するまで、対戦相手は今後もそうしてくるだろう。今回ウチはそれができなかった」
- 昨季落球王のTEジャーマイケル・フィンリーは今季さらにペースが早く、すでに5回目の落球。WRネルソンも今季5回目の落球。他にもこの試合ではWRドライバー(今季2回目)、TEウィリアムズといったレシーバーが落球を犯している。
- 第2Q末に自陣43ydsからの攻撃でWRネルソンとTEフィンリーの連続落球がなければ、ノックアウトパンチを決められたかもしれない。すくなくとも3点追加は目の前だった。
- 残り08秒でスパイクしてタイムアウト残り1回。ショートパスを通して最後のタイムアウトを取るはずが、スナップが遅れて時間切れとなりタイムアウトを取らざるをえなくなった。 「我々が"church"プレーと呼ぶ状況で、こうした状況のために準備したプレーがある。しかし相手が(ブリッツで)プレッシャーをかけようとしてきたために、こちらはプロテクションを変えようとし、(時間がなくなって)タイムアウトになった」とマッカーシーHC。
- QBアンドリュー・ラックについてILB A.J.ホーク。 「彼がNo.1ピックであるのには当然の理由がある。大きな選手で、ポケット内でうまく動いてプレッシャーから逃れる。足を使い、時間を稼ぐだけでなくスクランブルで1stダウンが取れる。そうしたことはフィルムでわかっていたし、覚悟はしていた。彼を止めるのは僕らの役目だったが、今日はそれができなかった。それはたしかだ」
- QBアンドリュー・ラックについてDEマイク・ニール。 「コーチには教えることのできない物事ってものがある。それがあるから彼はファースト・ピックなんだ」
- CBトラモン・ウィリアムズ。 「この活躍でQBラックは『次代のスーパースター』扱いされることになるんだろう。それも当然かもしれない。僕らとしては、いろいろな問題点を直していかなきゃいけない。それが現実にできなければ、毎週毎週こうして同じ話をするハメになる」
- コルツのWRレジー・ウェインに許した212ydsレセプションは球団史上2番目タイの不名誉な記録。 「このオフェンスは彼のためにできている。インサイドでも、アウトサイドでも、こちらがダブルチームしても、彼はそれでもキャッチしてしまう。僕らはあらゆる点でもっと良い仕事をしなきゃいけない」とCBウィリアムズ。
- ケイパースDCはWRレジー・ウェインにCBウィリアムズをマッチアップさせようとしたことが何度もあったが、コルツのブルース・エリアンズOCはさまざまなフォーメーションやモーションを用いてそれを不可能にさせた。 「僕は彼にマッチアップしようとしたけど、彼は常にインサイドにセットした。こちらがマンカバーのとき、相手が何をしようとしてるかはわからない。彼がアウトサイドに行くのか、インサイドに行くのか、ダブルムーヴでかわしにくるのか。こちらはすべてに備えなきゃいけない。何とも表現のしようがないよ」
- WRレジー・ウェインについてFSモーガン・バーネット。 「(40yds走)4.3秒じゃなくても、十分なスピードがある。ルートを走る上手いテンポがわかっていて、オープンになる方法を心得てる。レシーバーってのはスピードで抜くことだけが問題じゃないから。彼には独特のスタイルがある。だからこれほど長く活躍できるんだ。フィルムでさえ、彼が落球するのはあまり見ないよね。素晴らしいキャッチ力を持つ頼りになるレシーバーだ」
- 今回FSモーガン・バーネットは6回ターゲットにされて5回59ydsのパス成功を許し、うち3回がWRレジー・ウェインだった。今季彼がターゲットになったパスでは合計レーティング112.6を許し、彼の不振がパス守備の脆さに直結しているのはあきらか。いっぽうCBトラモン・ウィリアムズは、16回もターゲットになったので6回82ydsを許したのも仕方のないところ(ブレークアップ5回)。プレー内容の評価は悪くない。
- B.J.ラジの負傷退場により、DE C.J.ウィルソンの出場スナップは58回とDL陣最多に。初出場のDEマイク・ニールも33回と多かった。
- 終了間際に51ydsの同点FGを失敗したKメイソン・クロスビー。 「ボールをヒットする瞬間まではすべてがいい感じ。しかしそこからが変だった。ボールはまっすぐ出たのに、まるでナックルボールのように左に流れて行ってしまった。スロー映像を見直してコンタクトの瞬間に何があったのか分析しないと。スナップからホールドまでのオペレーションもいつものようにオートマティックでなく、流れが変だった。ティム(Pマステイ)はボールをすこしスピンさせなくてはいけなくて。しかしそんなことは関係ない。ボールがしっかり置かれたら僕はキックを成功させなくてはいけない。オーバータイムに持ち込むことができず残念だ」
- OLBニック・ペリーのサック&ファンブルフォースがアンネセサリーラフネスとされた判定についてマッカーシーHC。 「ウォルト(アンダーソン主審)と話したあとリプレーを見たのだが、ヘルメットの頭頂部でQBラックの胸をヒットした、という判定だった。おそらく正しい判定なのだろう」
- いっぽうCBサム・シールズのパスインターフェア(25yds)判定についてマッカーシーHCは、「私は何も見ていない。何も見ていない」とだけコメント。審判批判は重い罰金を科せられるので、遠回しに誤審を指摘したのでは。
- パッカーズがハーフタイムで18点リードをひっくり返されたのは、1957年第8週ラムズ戦で21点差を逆転されて以来最大の点差だった。
- 昨季はコイントスに勝って後攻を選ぶことの多かったパッカーズだが、今季は第3Qが大不振。5試合のうち4試合で第3Q無得点に終わり、合計6得点しか挙げられていない。
- 白血病で闘病生活に入ったコルツのチャック・パガーノHCを励ますため、試合前にはパッカーズ選手たちの多くが "Chuckstrong" のTシャツを着用した(写真)。それよりも、パッカーズのだらしない戦いぶりの方が大きな励ましになったに違いない。
- 肩を負傷して退場のTEジャーマイケル・フィンリーは、次のテキサンズ戦に出場できると断言。 「来週はプレーできる。間違いないよ。自分の状態は自分でわかる。今日は無理をして悪化させたくなかっただけだ」
- NT/DE B.J.ラジはプレシーズン最終戦で痛めたのと同じ左足首をひねってしまった。長期欠場するようなものではなさそうだが、大型選手だけに回復に時間がかかってもおかしくない。
- 足を負傷したRBセドリック・ベンソンはX線検査の結果、骨に異常はなかったとのこと。 「深刻なものじゃないよ。(何か月もかかる)リスフランの負傷ではないと思う。可能性としてはあるけど、おそらくただの捻挫だと自分では思っている。リスフランを痛めた場合はこんなふうに歩いて退場できないものだと言われたし」