グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年8月30日
- 先日インジャリーリザーブ入りしたOGレイ・ドミンゲス(足首)とTEデマルコ・コスビー(ハムストリング)は"injury settlement"が成立し、チームから解雇された。とくにドミンゲスは昨年わざわざロースターに残した(出場はゼロ)選手だけに残念。ただキャンプ8日目に負傷退場するまでも、さほど成長を見せてはいなかったようだ。
- 若手の先発CB争いを尻目に、今年のCBトラモン・ウィリアムズは高いレベルで安定したプレーを続けている。肩のケガがプレーに悪影響を及ぼした昨季とは違い、プロボウルにも選ばれた一昨年の彼が戻ってきた、というのが記者たちの評価だ。今年はサイドを決めずに相手エースWRをカバーさせる可能性をジョー・ウィットCBコーチは示唆している。 「難しい仕事を任せることになるだろう。彼には必要な能力が備わっている。リーグでも最高のカバー・ガイの1人だ」
- 37歳のWRドナルド・ドライバーは今年も若手の追撃を退けて開幕ロースター入りを確実にしている。 「選手はいつだって 『当落線上』 さ。NFL経験が2年だろうと15年だろうと関係ない。いつクビにされたっておかしくないんだから。仕事にやってきて、オレはくつろいでいられる、なんて言える選手はいないと思う」と心構えを語っている。
- トップ5以外でもっとも評判がよいWRジャレット・ボイキン(ヴァージニア工科大)は、手の大きさがものすごい。10¼インチは今年の上位指名WRたちと比べて1インチ前後大きく、グローブの大きさは3XLだという。「以前は4XLだったんだけど、すこしキツめの方がいいから、今は3XLにして手を締め付ける感じにしてる」と本人。プラクティス・スクワッドの最有力候補であり、たとえパッカーズでロースターに残れなくても他球団でチャンスがあるかもしれない。 「この木曜日はスーパーボウルのつもりで、すべてがかかっているつもりでプレーするよ」
- 3rdダウンバックのパスプロテクションについてヴァンペルト新RBコーチ。 「いずれは、セドリック(ベンソン)が3つのダウンともフィールドに留まるのを見たい。しかし彼はこれまで3rdダウンをあまり経験してこなかったように思う。彼以外の3rdダウンバックについては、いくつか選択肢がある。ジョン(クーン)には安心感がある。ウチのプロテクション・スキームに関して最も経験豊富だし、ライン・コールとの連携もとれている。ブランドン(セイン)も3rdダウンで使ってみたい選手だ。プロテクションのできる大きな体がある。アレックス(グリーン)も進歩してはきているが、パスプロ技術は後天的に身につけるものだ。時間をかけて取り組まなければならない」
- FSニック・コリンズは首の大ケガでパッカーズから解雇されたが、まだ現役続行の望みを捨ててはいない。代理人によると、昨年手術をした外科医フランク・カミーサの診察を来週受ける予定になっていて、彼のOKが出た場合にのみ現役を続けるとのこと。
- 浪人中のRBライアン・グラントだが、今オフはインセンティブ付きの契約を求めて2球団からの最低額オファーを断った、と代理人が明かしている。格上のRBセドリック・ベンソンがインセンティブなしの最低額オファーを受け入れたことを考えると、高望みと言われても仕方がない。
- 毎年恒例、地元商工会主催の昼食会"Welcome back Packers Luncheon"がランボーフィールドのアトリウムで開催され、選手・コーチ多数が出席した(ビデオ)。各テーブル(100前後はある)に選手やコーチが1人つき、一般ファンと歓談するという趣向だ。QBロジャースとOLたちは一昨年と同じくウェスタンのスタイル。スーパーボウル制覇につながった縁起をかついでのことだろうか。QBロジャースは黒づくめで西部劇の悪役風といおうか、あの妙なヒゲがやけに似合っている。(写真)