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Packers - Bears Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年11月18日
- マイク・マッカーシーHC。「今日はよい気分で帰れる? もちろんだ。しかしそれ以上に、この試合は我々のシーズンにとって重要な試合だった。5勝5敗としてミネソタとシカゴに並び、今日我々が望んでいたとおりになった。今季これまでも我々は非常によいプレーをしたときがあったが、今日はそれが全てかみ合ってくれた。集中を失わずやってきたスタッフも選手たちも賞賛に値する。この2週間は非常によい練習ができていたし、それは日曜にもつながるものだ。我々はそう信じ、そのとおりに準備している。高いレベルでプレーしてくれた選手たちを誇りに思う」
- チームにとって汚名返上のゲームだった?という質問にQBアーロン・ロジャース。「そのとおりだ。僕らはこれまでの結果に失望していた。過去2試合は勝てるゲームだったのに、僕らはよいプレーができなかった。試合のあちこちで悔いの残るプレーがあった。フィルム分析を見たり、自分たちの反省の言葉を聞くのもちょっとつらかった。連敗からなんとか立ち直りたかったし、今日の試合がいかに重要か僕らは理解していた」
- FSニック・コリンズ。「(地区首位に並んで)チームが生き返った感じだ。今日は勝たなきゃいけない試合だとみなわかっていたし、僕らは困難に立ち向かう力があるのだと、世界に示すことができた」
- オフェンシブラインについてQBロジャース。「オフェンシブラインは圧倒的な力を見せてくれた。38分のポゼッション、200ydsラッシング。それに僕はパスラッシャーに触れられることさえほとんどなかった。OLの連中は今日は期すものがあったと思う。メディアからだけでなく、チームメイトからもコーチ陣からも多少の批判を受けていたからね。僕は彼らのどのポジションにも大きな信頼を寄せていたけど、今日の彼らは力を証明しなければいけない、とも感じていた。そして、そのとおり証明してくれた」
- パス30回に対してランを38回もコールしたことについて、マッカーシーHC。「これがノベンバー・フットボールというもので、こういう風にやらなきゃいけないんだ。オフェンスもディフェンスもフロントラインが非常によくやったと思う。特にオフェンシブラインが、繰り返し繰り返し相手を押し込んでセカンド・レベルまで進むことができた。それが大きかった」
- 145ydsラッシングで勝利の原動力となったRBライアン・グラント。「毎週どんどん体調がよくなってる。今季一番いい感じだったし、波に乗っている気がする。僕らはこれを続けていかないといけない。今日は相手の強力なフロント7に対し、オフェンシブラインがすごい仕事をしてくてた。今日の数字は彼らにとって大きな勲章だ。あれだけ頑張った彼らは自分たちを誇りに思うべきだし、シーズン最後までこのアプローチを続けていかなきゃいけない」
- RGジェイソン・スピッツ。「力はあったんだけど、それを1つにまとめることができないでいた。1つここがよかった、1つここがよかった、というふうに。大事なのは、しっかりしたプレーを継続してコンスタントにやること。その点がこれまで僕らの問題だった」
- 先週のオフェンス不振を振り返ってRTマーク・タウシャー。「フィルムはウソをつかない。いつだって自分たちのやったプレーがそのまま表れる。僕らは自分たちの仕事ができていなかった。その事実を受け入れ、批判を受け止め、前に進むしかない。そして僕らはそれができたと思っている」
- ヒザを休めることよりも練習量を優先した成果について、LTチャド・クリフトン。「間違いなく、効果はあったと思う。基本的技術を取り戻して、集中し直すことができた」
- WR陣のダウンフィールドでのブロッキングも好調なラン攻撃をサポートした。「コーチたちからは『今日のお前たちはもっと自慢していい』と言ってもらったよ。これまでの試合よりしっかりブロックをするのが、今日のWR陣の仕事だった。今日はそれができたと思う」とWRドナルド・ドライバー。第3QのTDドライブでは、RBグラントの22ydsランの際のWRネルソンのブロッキングが圧巻だった。
- 先週のベアーズはタイタンズ相手にラン守備に注力し、ランを20ydsに抑えた代わりにパスで21点取られて敗れている。今回は(当然)パッカーズのラン攻撃なら恐るるに足りないとして、本来のカバー2(セーフティを2人ディープに下げる)を多用してWRジェニングスとWRドライバーを警戒し、その結果200ydsラッシングを許した。ラン主体で攻めるパッカーズに対してもっと早くアジャストすべきだった、とコーチ陣を責める声は少なくない。
- ファーヴ時代と比べてタイトエンドへのパス成功が少なかった今季のQBロジャースだが、今回はタイトエンドを最も活用したゲームとなった(パス成功9回)。TE3人がパスキャッチを記録したのも今季初。「僕らが関わることができればいつだって嬉しいよ。別に特別なパッケージを使ったとかじゃない。相手に応じてこういうことになっただけだ」とTEドナルド・リー。彼はチーム最多の6キャッチを挙げたが、第3Qにエンドゾーンへの5ydsパスをキャッチできていれば2つ目のタッチダウンとなるところだった。(写真)
- Journal Sentinel紙の"Play of the Game"図解 は第2Q残り1分22秒のRBライアン・グラントの18ydsラン。オーソドックスなIフォーメーションからのウィークサイドのオフガードへのランプレーで、LGカレッジはDTドヴォラチェックをいったんダブルチームしてから前に出てLBアーラカーをブロック。リードブロッカーのFBホールはLBニック・ローチを好ブロック。穴を鋭く抜けたRBグラントは、CBヴァッシャーをブロックするWRドライバーの後ろを回って左サイドライン際を駆け上がった。これで敵陣4ydsへ進んだパッカーズは、直後に4ydsTDランを成功させ、その後は点差が開くばかりだった。
- ニッケル隊形(2LB・5DB)を多用したディフェンスについて、マッカーシーHC。「あちらはタイトエンドをワイドにセットして、(通常はLBとの)ミスマッチを利用してくる。そういった分析に基づいてのことだ。ディフェンスのコーチ陣は素晴らしいプランを作ってくれたと思う」
- 初のミドルLBを務めたA.J.ホークについてボブ・サンダースDCは、「しっかりハドルを掌握し、確実にプレーコールを受け取って選手たちを正しくラインナップさせた。非常に落ち着いた指揮ぶりだった。私にとっては驚くに値しないが、彼はいい仕事をしたと思う」
- 自分の代役を務めたA.J.ホークについて、松葉杖をついたLBニック・バーネットは、「コーチじゃないからあれこれ批評はできないけど、彼は頑張って、すごくいい仕事をしたと思う」と祝福している。出場できないつらさについては、「正直に言うけど、ケガをすれば誰でも 『自分も出たかった』 と思うし、チームが勝てば、『クソッ自分もあの一部でありたかった』 とか 『もう自分を必要としていないんだ』 と、そういった気持ちを経験するんだ。もうじきACLの手術を受けるんだけど、今日はそんなことどうでもよかった。僕らがベアーズに勝ったことがとにかく嬉しい」
- LBブランドン・チラーはウィークサイドで初先発し、ナイスタックルを連発。ラン守備もTE相手のパスカバレッジもよく、RBフォーテへのスクリーンパスに鋭く反応して4ydsのロスタックルに仕留める好プレーもあった。試合を通してよいチームディフェンスができたのでは?という質問に、「うん、そのとおりだと思うよ。詳しくはフィルムを見てみなきゃいけないが、スコアがそれを示してるよね。さらによくするために、今週はまたフィルムを見るよ」
- 第2Qの3rdダウン1の場面でボブ・サンダースDCはLBデズモンド・ビショップを含めた4-4隊形を使い、RBマット・フォーテのランをノーゲインに止めることができた。
- 5試合にわたって相手レシーバーをシャットアウトし続けているパッカーズDB陣。WRボビー・イングラム(SEA)をキャッチゼロ、WRレジー・ウェイン(IND)を2回24yds、WRジャスティン・ゲイジ(TEN)をキャッチゼロ、WRバーナード・ベリアン(MIN)をキャッチゼロ、そして今回もベアーズWR陣合計でパスキャッチ4回のみ。うち3回は点差の開いた第4Qでのものだ。
- 今のパッカーズCB陣は、かつて在籍したイーグルスと同レベルにある、とCBアル・ハリス。当時はCBトロイ・ヴィンセントとCBボビー・テイラーのプロボウルコンビがいて、ハリスはニッケルバックの座から抜け出すことができなかった。「今の僕らはあのCB陣と同じレベルだ。トラモン(ウィリアムズ)ならNFLどこでもスターターが務まると思うしね」
- 今回もセーフティをローテーション起用し、2シリーズにわたってSSビグビーの代わりにSアーロン・ラウスがプレーした。
- WRデヴィン・ヘスターのキックオフリターンを平均22.8ydsに抑えたカバレッジ・チームについてマッカーシーHC。「見事な働きだった。これまでずっとよかったし、今日も自信を持って臨むことができた。マイク・ストックらスペシャルチームのコーチたちは、フィルム・スタディの時から、逃げずに彼に蹴って大丈夫だと自信を持っていた。過去には(ヘスターを避けるため)いろいろなことを試してフィールドポジションを犠牲にしていたが、今日はそういったアプローチではなかった」
- 第2Q最後の相手キックオフリターンの際、パッカーズ側サイドラインに突っ込んできたリターナーのWRヘスターに対して、DTコリン・コールが両手を前に出すと、ヘスターは派手に吹っ飛んでしまい、審判はアンネセサリーラフネスをコール。「むこうが突っ込んできて、仰向けにひっくり返った。ああする他にどうすればよかったんだろう。彼は185ポンドで、こっちは325ポンド。軽い選手が突っ込んで、急に止められたらああなるよね」とDTコール。
- LTチャド・クリフトンが最初のプレーで負傷したのは、左手の人差し指を脱臼したとのこと。
- ベアーズ相手に34点差で勝利したのは、1994年12月11日に37点差で勝利して以来。
- パッカーズのRBがハーフだけで100yds以上走ったのは、2005年12月11日のRBサムコン・ガドー以来。
- DEジェイソン・ハンターのファンブルリターンTDでパッカーズは今季7回目のディフェンスのタッチダウンとなり、球団新記録。これまでの記録は1966年の6回で、NFL2連覇、第1回スーパーボウルのシーズンだった。
- ベアーズのLBブライアン・アーラカーはパッカーズに対して3試合連続インターセプト。