グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年3月24日

QBアーロン・ロジャースへのアドバイス

伝説的QBの後任を務めるQBアーロン・ロジャースについて、ジェイ・フィードラーとスティーヴ・マリウッチが語っている。

かつて同じような立場で苦労したジェイ・フィードラー。彼は偉大なQBダン・マリーノが引退した後のドルフィンズを率い、地味な内容ながら4シーズンで3回の二桁勝利を挙げた。たとえばエイクマン後のカウボーイズ等と比べれば大成功の部類で、そのフィードラーを先発から下げた後の4年間のドルフィンズQBは混迷を続けている。もし自分がロジャースの立場なら、伝説の男の後任を務めることについての記者からの質問には答えない、ブーイングを無視し、心構えについてのアドバイスにも耳を貸さない、と彼は言う。

「フィールドに出てただフットボールをプレーしろ、と僕ならロジャースに言うだろうね。彼が子供の頃からずっとしてきたことで、それを変えるべきじゃない。彼はフットボールを楽しむべきだ。彼はプロフェッショナルであるべきだ。そしていったんフィールドに入ったら、これはただのゲームであることを決して忘れてはならない。中学・高校・大学とずっとプレーしてきた経験に自信を持ち、その自信はプロになっても失うべきじゃない。プロ入り後の経験があまりないことは知っているが、どこに行ってもゲーム自体は同じことだ」

スティーヴ・マリウッチはパッカーズのQBコーチとしてファーヴを指導したが、49ersのヘッドコーチとしてもQBスティーヴ・ヤング引退後にQBジェフ・ガルシアを育て、二度プレーオフに進出している。

「あの時のガルシアは今のアーロンと似た境遇だと言えるだろうね。しかしご存知のように、グリーンベイは他のフランチャイズとは違う。彼はブレットだけでなく、バート・スターの後継者でもある。伝説的QBが2人いるんだ。バート・スターは誰よりも多く優勝(スーパーボウル2回を含むNFL制覇5回)を成し遂げている。アーロンもそれを知っている。頭のいい若者だ。バート・スターでもなく、ブレット・ファーヴでもなく、彼は自分の能力の中でできることをし、チームの勝利を助けなければならない。きっとその心構えはできているはずだ。時には素晴らしいプレーで人々を驚かせることもあるだろう。そして時には、彼がいかに若く未熟か、我々が思い知らされることもあるだろう」

「上位指名に値する優秀な選手だったかどうか、人々は確かめたがる。しかしアーロンがよいQBであることを私は疑わない。カリフォルニア大時代の彼が、全米チャンプのUSCをあと一歩まで追い詰めた試合を私は見ている。たしか二十数回連続でパス成功させたのだ(NCAAタイ記録の23回)。優秀なチームを相手に素晴らしいパフォーマンスだった。それと同じ兆しを、我々は昨年秋にダラスで見ることができた。ただ彼は健康でいなければいけない。ブレット・ファーヴを見てきた我々は、彼の丈夫さに甘やかされてきたからね。あれは飛び抜けた、非常に稀な耐久性だ。アーロンはなるべくケガをせず、フィールドに立ち続けなきゃいけない」

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