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Packers - Lions Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年11月24日
- マイク・マッカーシーHC。「ハードワークや集中の持続について、このチームを誇らしく思っている。普通は進歩に勝利がついてくるが、今年のウチは順番が逆で、勝ちながらそれに進歩が追いついてきた。攻・守・STの3フェーズ全てで、目標に近づいてきている。大事なのはその進歩を続けて前進していくことだ。今後のチャレンジはよりタフなものになるだろう。自分たちの仕事をしてダラスへの準備をしなければならない」
- RTマーク・タウシャー。「この試合より来週のダラス戦に注目してる人が多かったと思う。しかしデトロイトはオフェンスにたくさんの武器を持ち、ディフェンスのフロントラインはどこにも負けない。今日はすごく大きなゲームだったよ」
- 好調なチームについてQBブレット・ファーヴ。「ほんとうに驚くべきことだ。他に言葉もない。毎週かわるがわる誰かが素晴らしいプレーをして勝利に貢献している。僕もその1人だ。自分は少しばかり年を取っているから、他の選手たちと違う見方をすることがよくある。たぶん彼らよりも僕の方が、今季のここまでの流れについてよくわかっているのだろう。まだたくさんの試合が残っているし、今後何が起こるかは誰にもわからない。でも彼らのプレーは素晴らしかった」
- 球団新記録の20回連続パス成功について、QBブレット・ファーヴ。「記録のことは全然知らなかった。知っていたのは、僕らが効果的にパス攻撃できている、とうことだけだ。僕が投げて、彼らが捕る。派手なことは何もない」
- 今回のQBファーヴのプレーについてマッカーシーHC。「驚嘆したとは言わない。彼は殿堂入りするクォーターバックであり、偉大な選手だからね。ふつうコーチとしてはネガティブな点に注目し、何がうまくいかなかった、ここを改善したい、という話になりがちだ。しかし毎週ブレットは非常に高いレベルでプレーを続けていて、必要なのはそれを今後も続けることだ」
- ファーヴ率いるオフェンスについてRTマーク・タウシャー。「相手はあらゆることを試してきた。しかしウチのQBが今日のようなプレーをすれば・・・それにウチにはすごいレシーバーたちがいるしね。誰にとっても対抗するのは大変だよ。今年はずっとそうなのだと思う。ブレットは信じられないほど高いレベルでプレーしている。だからチームがこれほど好調なんだ」
- 最近のマルチプルWR隊形の成功について、QBファーヴ。「現時点では、とてもうまくいっているね。ショットガンにセットして、レシーバーを散らす。ある週はダウンフィールドへのパス、ある週はショートへの効果的なパス。アンストッパブル? 誰かが止めるまではそういうことだろうね。ここまではとてもいいよ」
- 今回パッカーズ側としてはパス偏重オフェンスにするつもりはさらさらなかったらしい。「おかしなことだったね。信じないかもしれないが、我々はランをかなり多くするプランだったのだ。相手はこちらのパッシングゲームをもっと警戒してくると思っていた。しかしむこうはセーフティを1人深くに置いた(SSを上げて8メンボックスに)だけだった」とフィルビンOC。
- RBライアン・グラントは前半わずか3回7ydsながら、終わってみれば101yds。「僕らにはゲームプランがある。それは勝つこと。そのために必要なことは何でもする。相手ディフェンスの目標はまずランを止めることだった。8メンボックスで来ていたから、パッシングゲームで有利なマッチアップがあちこちにできていた。序盤にランが出せなかったのは大したことじゃない。相手がラン阻止で来ていたのだから、こちらはパスを投げるだけだ。フロントラインは素晴らしい仕事をして、僕にいいアングルを与えてくれた。それで僕も大きいランを出せた」
- 8点差に追い上げられたところで、試合を決定付けた最後の4分50秒のFGドライブの成功について、テッド・トンプソンGM。「こちらのディフェンスは疲れていた。率直に言って、人数的にも一杯一杯だったしね。素晴らしいドライブだった。たっぷり時間を使って、FGを決めて2スコア・ゲームとすることができた。このチームはいいね」
- 故郷ミシガン州で2TDを挙げたWRグレッグ・ジェニングス。「たくさんの家族や友人たちの前でいいパフォーマンスを見せられるのは、なおさら気持ちがいいよ」
- たくさんのケガ人を出したディフェンスの踏ん張りについてマッカーシーHC。「はっきり言えるのは、今日はチーム全体の根性が試される試合だった、ということだ。トラモン・ウィリアムズ、ジャレット・ブッシュ、フランク・ウォーカー。今日の彼らは非常に出場機会が多かった。スペシャルチーム全てでプレーし、サブ・ディフェンスでずっとプレーした。思っていた以上の追い上げを許してしまったが、こちらはたくさんケガ人が出て、しかもショートウィークだった。それでもあのように頑張ってくれたのは見事だったと私は思う」
- DEアーロン・キャンプマンはケガで弱くなっているライオンズの右タックルを押しまくって2サックを挙げたほか、第1Qには自陣ゴール前でCドミニク・ライオラのチョップブロックで15yds反則を引き出している。「相手にケガをさせようとするプレーは尊敬できない。今回はレフェリーがちゃんと見ててくれてよかったよ。悪質なプレーを見逃してしまうことも多いからね」
- 最初のディフェンスではライオンズのラン攻撃を止められずゴール前に迫られたが、なんとかFGでしのぐことができた。「望んだようなスタートじゃなくてロングドライブを許したけど、その後は立ち直ることができた。あそこをフィールドゴールで止めたことはすごく大きかった。よし、ウチはいいディフェンシブチームなんだ、ここからは圧倒してやろうと自分たちに言い聞かせた」とDEキャンプマン。
- FSアーロン・ラウスの2試合連続のインターセプトについてマッカーシーHCは、「ものすごく大きなプレーだった。あそこまでオフェンスは手も足も出なかったのに、あれで7-6と逆転できた」と賞賛している。ラウス本人も、「僕たちにはビッグプレーが必要だった。フィルムで勉強して、INTを狙えるルートをある程度把握していた。その通りのパスが来て、こちらもそれにぴったりのカバレッジだった。あれでチームに火がついて、勢いに乗ったよね」と嬉しそうに語っている。
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解はFSラウスのインターセプト。ライオンズの3WRセットに対してパッカーズはカバー2(CBハリスのみロイ・ウィリアムズをバンプ&ランでカバーしたが、CBブッシュはかなりクッションを置いた)からゾーンブリッツ(DTピケットがドロップバックしてLBバーネットがラッシュ)。WRカルヴィン・ウィリアムズをCBブッシュが後追いする形になったのを見てQBキトナが投げたが、それを読んでいたSラウスがうまく前に割り込んでインターセプトに成功した。
- CBアル・ハリスはずっとWRロイ・ウィリアムズについて3回32ydsに抑え込み、目だったプレーは第4Qの19ydsパスキャッチだけだった。昨季の第1戦はWRウィリアムズに特定のCBがつかなかったためか7回138ydsを許したが、CBハリスが専門でカバーした第2戦は1回11ydsとシャットアウトしている。
- ボブ・サンダースDCは通常パスシチュエーションでもニッケル隊形(2LB・5DB)ばかりだが、今回はライオンズのマルチプルWR隊形に対応するため、LBホークを下げてのダイム隊形(1LB・6DB)を多用した。第1Qに負傷したCBウッドソンに加え終盤にはSラウスまで退場したため、DB陣は控えまで総動員となった。「相手は優秀なオフェンスだ。こちらも修正すべき課題はいくつかあるが、フランク(CBウォーカー)、トラモン(CBウィリアムズ)、チャーリー(Sペプラー)は本当に頑張ったと思う」とサンダースDC。
- ものすごいスピードでKRケイソンの後ろから追いついて逆転タッチダウンを防いだCBトラモン・ウィリアムズは、「ただ必死で追いかけただけだ。お前があんな風に走れるとは思わなかった、って仲間から言われたよ。あんなスピードはこれまで見せていなかったんだね」と振り返っている。ダイム隊形で出番の多かったディフェンスでも、好プレーをいくつも見せた。「毎週のことだけど、誰かが倒れたときのためにしっかり準備していたからね。今日はその通りのことが起こった。代役で入って務めを果たしただけだ。今日はすごく気分がいいし、自信になるよ」
- 懸念されていたとおり、CBチャールズ・ウッドソンは34ydsのパントリターンをした際に負傷してしまった。記者たちにしてみれば「ほら言わんこっちゃない」という雰囲気になるのも当然のことだ。「全く後悔していない。元気になれば、きっと彼はまたパントリターンをするだろう。彼は重要な武器だ」とマッカーシーHC。
- 右足つま先(というか親指付け根)を負傷したCBウッドソン。「欠場するつもりはないけど、時間が経たなきゃわからないね。あまり長引かず、なんとかプレーしていけたらいいと思っている。今日は結果として若手たちに出場経験を積ませることができ、それでも勝つことができた。いい仕事をしていたよ。相手フォーメーションの識別などもっとうまくやる必要はあるけど、(もし自分が欠場となれば)僕が準備を助けることもできる」
- 足首の問題で早めに退いたRTマーク・タウシャー。「プレーを続けることもできたけど、大事を取っただけ。もともとあまり状態がよくなかったからね。試合間隔が短かったことが影響したのは確かだ」
- DEカビーア・バジャ=ビアミラは、サックを決めた際に相手ラインマンが倒れてきて足首を負傷。「X線検査をして、結果はよかった。折れてない。大丈夫だと思うよ」
- ヒザを少し痛めたFSアーロン・ラウス。「変な倒れ方をしてしまった。来週出られるよう大事を取っただけだよ」
- DTコリン・コールは前腕を骨折し、今季終了かもしれない。DTジャスティン・ハレルは来週から3番手DTとして出場することになり、1巡指名ルーキーにとって初めての大きなチャンスとなる。
- 試合最初にスナップミスからファンブルロストしたことについてQBファーヴは、「ダリン(LGカレッジ)の足に引っかけられてしまった。僕の動き出しが少し遅かったのかもしれないけど」と説明している。パッカーズのファンブルロストは第5週ベアーズ戦以来。
- LBニック・バーネットとライオンズのCドミニク・ライオラによる試合前のトラッシュトーク合戦が、FOXのオープニング映像に取り上げられた。「僕らは毎回ああして対決するんだよ。なぜか分からないけど。彼は僕を相手に気持ちを盛り上げたいんじゃないかな。今回は僕を待ち構えていたみたいだった。僕が言ったのは、『メリー・クリスマス。ハッピー・サンクスビング』 ということさ。いい言葉ばかり」とLBバーネットは説明しているが、もちろんそんなわけはない。
- 10回147ydsの大活躍を見せたWRドナルド・ドライバーはこれで通算6761ydsレセプションとなり、アントニオ・フリーマンを抜いてパッカーズ史上5位に。1位はジェームズ・ロフトン(在籍1978-86)の9656yds、2位はスターリング・シャープ(1988-94)の8134yds、3位はドン・ハトソン(1935-45)の7991yds、4位はボイド・ダウラー(1959-69)の6918yds。
- WRドライバーは今季63キャッチで2タッチダウン、WRルヴェル・マーティンはわずか12キャッチで3タッチダウン。