グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年8月27日
- 雷雨の恐れがあったため室内練習場に移っての練習。となると普通は非公開となるが、非常に珍しいことに、最初の45分間はファンも中に入って見ることができた。この日は今年初めてクラウドノイズを流しながらのチームドリルも行われた。サイレントカウントでの内容もまずまずで、2ダースほどプレーした中でLGスピッツのフォルススタート1回。
- 2巡ルーキーのWRグレッグ・ジェニングスは相変わらずキレのよい動きを見せ、スターター昇格は時間の問題、首脳陣がそうしないのは新人に過度のプレッシャーをかけたくないからだろう、と見られている。ジェニングスはフランカー、スプリットエンド、スロットの3ポジションを問題なくこなせて、かつてのファーガソン、ウォーカー、マーフィの時のように1ポジションに専念させる必要がないのもルーキーばなれしている。
- 上位指名ルーキーといえども、1年目からはなかなか能力が発揮できないのはNFLの常識といっていい。ジミー・ロビンソンWRコーチは5球団17年にわたってWRコーチを務め、その間ドラフトされたWRは17人、そのうち3巡指名以上が8人。WRジェニングスのように最初のキャンプからよかったのは1996年コルツのWRマーヴィン・ハリソンだけだと彼は言う。
- 今週はWRルヴェル・マーティンが不調、WRコーリー・ロジャースは(キャッチミスのほかは)相変わらず目立たないが、そんななかで好調なのがドラフト外ルーキーのWRクリス・フランシス(テキサス大エルパソ)。QBファーヴからの低いパスをうまくすくい上げてロングゲインにしたり、CBウッドソンを抜いてQBロジャースからのロングボールをキャッチしたり。40yds走4.53秒とややスピードに欠けるのが難点だが、6番手WRがダメでもプラクティス・スクワッドの有力候補にはなりそうだ。
- トレード入団からわずか4日にもかかわらず、WRカールトン・ブリュースターは毎日のようにナイスキャッチを見せてロースター枠争いに加わってきている。「ブラウンズではいい仕事ができて評価されていたから、トレードは意外だった。ただCBが3人もケガしたから仕方なかったんだろう。『もしパッカーズに残れなければ、プラクティス・スクワッドに迎えたい』とブラウンズのコーチたちは言ってくれたよ。でも何とかしてここでロースター入りしたい。ここに来たとき、『リターナー争いはまだワイドオープンだ』と言われた。マンデーナイトでチャンスをもらえたら、キックオフとパントのリターンでいいところを見せたいね」と本人は言う。マッカーシーHCは、「ここに来て4日、いい仕事をしているよ。パントリターンもいい。人事部門がなぜ彼を高く評価したのかよく理解できるし、今週か来週にチャンスを与えられたらと思う」
- マッカーシーHCの厳しいコメントが効いたのか、RBダヴェンポート(ヒップ)が練習に復帰。
- FBヴォンテ・リーチはパスキャッチ改善のため居残り練習。
- 2番手MLBアブドゥル・ホッジは、RBノア・ヘロンがスナップを受けた瞬間に仰向けに吹っ飛ばした。今キャンプ最高のヒットとの評判。
- 今キャンプでのLBロイ・マニングは、ドラフト外からロースター入りを果たした昨年のような光るものが見られない。ベン・テイラーとのスターター争いで敗れただけでなく、トレーシー・ホワイトよりも評価が下がっている様子なのだ。その証拠は彼らの主戦場であるスペシャルチーム。キックオフ、パント、キックオフリターン、パントリターン練習でホワイトが全て1stユニットに入っているのに対し、マニングはそのいずれも入っていない。先発の3人に加えホッジまではロースター入り確実として、ポピンガ、マニング、ホワイトの3人で2つのイスを争っている。
- Kデイヴ・レイナーは、29yds、29yds、34yds、34ydsを全て成功させて4/4。
- 練習終了後、パンターのジョン・トープが訪れてワークアウトを行った。飛距離は33ydsから56ydsで、パントだけでなくホルダーとしてもテストされていた。トープはコロラド大出身のドラフト外ルーキーで、1週間前にヴァイキングから解雇されたばかり。プレシーズン初戦のレイダーズ戦では2回とも相手レッドゾーンに落とし、フェアキャッチとダウンでグロス/ネットとも36.0yds。
- 火曜日にパッカーズから解雇されたWRマーク・ボーリクターは、翌日にコルツと契約した。早くも今週末の試合から出場の見込み。