グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年2月18日

FBヘンダーソンのプロボウル日記 4

試合には負けてしまったから、すごく嬉しいというわけにはいかない。でも、今週のプロボウル体験でネガティブなことがあったとすれば、それぐらいだろう。試合が終る時には、ちょっとしたパーティのような雰囲気になった。それから全員でホテルに戻り、でっかいルアウ(ハワイ式宴会)を行った。美味しい食事がたくさん出て、雰囲気も最高で、このハワイでの素晴らしい1週間を申し分ない形で締めくくることができた。

印象に残っているプレーがいくつか。パントカバレッジでのファンブルフォースは、いい思い出になるだろう。ファンブルフォースできたのは、ハッスルプレーを続けたおかげだ。あのとき自分はアウトサイドをカバーしていたが、インサイドに踏み込んでネイト・クレメンツをヒットすることができた。僕がヒットしなくてもすぐに倒されていたはずだが、ボールを叩き出すことはできなかっただろう。

もう1つ、目立ったスペシャルチームプレーがあったが、それは悪い意味でだった。こちらがオンサイドキックをした時のミスで、プロボウル史上初のキックオフリターンTDを許してしまったのだ。RBティキ・バーバーと僕がポジションをしくじり、WRハインズ・ウォードが素晴らしい動きでボールをつかんで、タッチダウンにしてしまった。僕のラン・ブロッキングについては、急造のオフェンスチームだったことを考えれば、今季でもいい方だったと思う。

第4Qには僕がタッチダウンを決めているはずだったと、試合後にたくさんの電話を貰った。でもQBマイケル・ヴィックのプレーに文句を言うつもりはない。彼が左に走ってきた時、僕はエンドゾーンでワイドオープンだった。しかし、彼はパスを投げるリスクを冒さず、自分のアスレチック能力を使ってタッチダウンにしたのだ。彼は飛び込む際にSエド・リードからヒットを受けたから、もし投げていればそれを避けられた、ということは言える。しかし彼はその方が確実にタッチダウンが取れると思ったのだし、彼の能力ならフットボールフィールドで出来ないことはない。あのプレーがそれを示している。

他のパッカーズ選手の出来もとてもよかったと思う。アーマン(グリーン)とジャヴォン(ウォーカー)のスペシャルチームでの働きも素晴らしかった。彼らは今のグリーンベイではカバーチームに参加することはないが、以前にはそれぞれ経験がある。試合後に話をした時、アーマンは、「ウィル! おれタックルを決めたよ!」と喜んでいた。彼はとても楽しんでやっていたし、あの試合の中でも、あれはいいタックルだった。

アーマンのテイルバックとしての出番は、僕が望んだほどは多くなかった。ティキとウェストブルックは、僕のブロックやOLのブロックをよく読んで、すごくいい仕事をしたと思う。新しいオフェンスにあれほど早く慣れるのは、彼らの能力が高い証拠だ。もう少し一緒に練習できれば、もっと多くのビッグプレーを決めることができただろう。

この1週間の経験によって、僕はより自信をつけ、来年もまたプロボウルに出ようという意欲も強くなった。周りは全般に僕より若い選手ばかりだったが、自分は良いプレーができたと思うし、まだ若手と互角にやっていけると、来年もまたハワイに来れるのだと確認できたように思う。

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