グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年1月17日

WRアントニオ・フリーマンの存在感

3年前、1424ydsを記録して$42ミリオンの巨額契約を結んだ頃にくらべれば、今のWRアントニオ・フリーマンはスピードやクイックネスが衰えていることは誰の目にもはっきりしている。しかし49ers戦で見せたように、ここぞという時のフリーマンのプレーには、プレーオフ経験豊富なベテランらしさが確かにある。プレーオフ合計11試合で40キャッチ684yds、8TDは全てチーム記録だ。「一年のなかで、今こそ僕の時だ」とフリーマンは語る。

昨年、一昨年とフリーマンは私生活でもトラブル続きで、チーム練習にも遅刻を繰り返すなど問題児だった。しかし今年は常にチームの勝利第一、という姿勢を崩さず、常にポジティブな態度でチームリーダーの1人としてチームを引っ張った。52回818ydsという数字はプロ入り2年目以来最低の数字だが、今年はフリーマンの行動や人格を非難するような声は聞かれない。「今年は僕にとって素晴らしい年だったとは言えない。でもチームが勝ってさえいれば、誰もが違う方を評価してくれる。ランプレーのときの僕のブロックや、進んでパントリターナーを務めることをね」

プレーオフでどれだけ活躍するかは、フリーマンの来オフの運命を決めることになるかもしれない。来季大幅にサラリーが上がることになっているフリーマンは、もし大幅なサラリーカットに応じなければ、パッカーズは彼を解雇せざるをえなくなる、という見方が以前から支配的だからだ。「今は、チャンスさえ与えられればビッグプレーが出来るという気がしてる。今チームは僕を必要としていて、僕はここにいる。契約の問題なんかはシーズンが終わった後にとりかかることにすればいい。その時になったら、自分にとって何がベストか判断するよ」

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