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NPBのランボーフィールド巡礼記 ２
■ 11月 9日（土） グリーンベイ到着
なにはともあれランボーフィールドへ。感動は言うまでもないが、ファンサイト管理人として、いろいろと写真を紹介してきたので、なんとなく馴染みの場所に来たような感じがしないでもない。ランボーフィールドは掘り下げ式になっていて、スタンドの半分ほどはグラウンドレベルよりも下にある。そのために地上部分の建物は、意外なほど威圧感が少ない。以前の数倍にも拡充されたPackersProShop（球団直営）がスタジアムに併設されているので、さっそくスタジアムの駐車場に車を停めて、いざ買い物へ。
2階建てになっているPackersProShop（外観写真）はすごく混んでいて、レジには長蛇の列が出来ている。欲しいものだらけだが、それは月曜日に回して、手始めにカレンダーだけ購入。あちこちにTVモニターがあり、カレッジの試合などを流している。レジに並んでいると、後ろにいた年配の女性2人が、「これは日本人だ」と正確に言い当ててくれた。その間にジャスティンさんが、一足先にグリーンベイに来ているkobyさんの携帯に連絡を取り、ショップの前で待ち合わせ。初対面だが、東洋人など他にいないので、すぐにわかった。グリーンベイは、東洋人どころか黒人も非常に少なく、ほとんどが白人の街だ。あれほど混んでいたショップでも、黒人は数えるほどしか見なかった。
スタジアムから3、4キロほどのところにあるComfort
Innにチェックイン。ホテルなのかと思ったら、（ジャスティンさんによると）ここはモーテルのカテゴリーに入るのだそうだ。確かにフロントなどは非常にシンプルだ。それでも１階には小さな室内プールがある。出発直前ぎりぎりまでジャスティンさんが粘ってくれたおかげで、グリーンベイで２泊続けて泊まれることになったのがとてもありがたい。
シャワーを浴び、ぐったりと足を伸ばす。土曜日の午後なので、そこらじゅうのチャンネルでカレッジ・フットボールを放送している。アメリカに来たという実感が湧いてきた。それにしても、これだけたくさんの大学がいっぺんに試合をやるのだから、ハイライトを流すだけでも大変な量だ。地元ウィスコンシン大は最近不振のためか、全国放送ではあまり取り上げてくれないが、どうやらまた負けたらしい。普段は見られない安っぽいローカルCMが楽しい。シャーマンHCやRBアーマン・グリーン。CBマッケンジーが車のCMに出ていた。
東海岸を旅行していたけんちゃんがグリーンベイに到着するので､夜7時半ごろに3人でグリーンベイ空港へ迎えに行く。小さな空港だが、とてもキレイで機能的な印象。時間が遅いせいか、空港係員のほうが数が多い。やがてけんちゃんが到着。もちろん全員が初対面だが、こちらは「スーパーボウル観戦記」の編集の時にアルバムをお借りしていたのでお顔はすぐにわかった。迎えに行った3人はみな30代なので、むしろ父親の年代に近い。
スーパーで飲み物などを買い込み、Taco Bell で当てずっぽうにタコスなどを買ってホテルに戻る。「共通の趣味」があまりにも強烈なせいだろう、4人が打ち解けるのに時間はかからなかった。ESPNなどを見ながらフットボール談義に花が咲く。天気予報を見ると、雨の可能性50％。気温は今日（最高気温17℃）ほど高くはないにせよ、かなり暖かくなりそうで、とにかく雨だけが心配だ。10時ごろお開きに。
日本時間の土曜日正午に、新宿西口でジャスティンさんと待ち合わせたのだから、なんとも長い一日だった。電気を消して毛布をかぶると、あっという間に眠りに落ちた。
