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Notebook: RTブラガがスターター確保?
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年10月29日
- DEライアン・ピケット(足首)は水・木とも練習に参加できず、欠場が濃厚。DEカレン・ジェンキンズ(ふくらはぎ)は2日とも「部分参加」となっているが、ごく軽く体を動かしているだけ。「2人とも状況は似ている。悪化させる恐れがあるので金曜の練習で試すことはしない方がいいだろう」とマッカーシーHC。とすると試合前に試運転しただけで出場させることになってしまうため、やはり出場は難しいだろう。
- WRドナルド・ドライバー(太もも)は2日間とも練習に参加せず。先週と同じく、できるだけ休んだうえで強行出場となるのではないか。
- OLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)は1試合休んだのが奏功したのか、今週はインジャリーリポートから外れ、2日ともフル参加できている。
- RTマーク・タウシャー(肩)は2日間とも部分参加。
- RTブライアン・ブラガはよいプレーをしているため、RTタウシャーが少々回復しても先発に戻すのは難しいのが現実。けっきょくこのままRTブラガのまま行くのではないか、という見方が広がりつつある。「我々はまだ(ブラガ昇格の)橋を渡りきったわけではない。その時(RTタウシャーが完全に回復)が来れば、我々は必ず議論することになるだろうがね」とジョー・フィルビンOCは認めている。「ブラガが右サイドに慣れてきたのはたしかだ。彼はキャリアを通じていくつものポジションをプレーし、準備ができていた。彼のように優れた選手なら、プレーさせる場所は見つかるものだ」
- RBディミトリ・ナンスは、MIN戦最初のシリーズでスクリーンパスをキャッチするはずがインターセプト。QBロジャースがもっと我慢してDEアレンのジャンプのタイミングを外していたら、タッチダウンの可能性も十分だった。RBナンスの前にはブロッカーの壁がしっかりできていたからだ。「フィールドではそう感じた。フィルムを見ても、タッチダウンできたかもしれないと思う。オフェンスにはかなり慣れたよ。 『今週は出番がありそうだぞ』 と毎週コーチに言われても、本番になると接戦ばかりで出番が来ない。だから、練習でハードに頑張ってチームについていくだけ。自分の番号が呼ばれたら僕は準備ができているし、チームの望む貢献ができたらと思う」
- コーチ陣はRBナンスのキャッチングを活かしたい考えで、第2Qにもレシーバーのポジションにモーションするプレーが2回連続であった。「彼は優れた手(キャッチング能力)を持っているからね。嗅覚も良いものを持ってる。クイックな足とよいバランスがあり、チェンジオブディレクションもいい。ランナーに求められる能力だ。しかし練習フィールドで初めて見たときに気が付いたのは、彼はよい手を持っている、ということだった」とエドガー・ベネットRBコーチ。
- CBハリスとSSビグビーは近く戦列復帰となりそうだが、同じくPUPリストの新人RBジェームズ・スタークスについては、コーチたちは慎重に進めているところ。昨季を全休し、2年近く実戦から遠ざかっているためだ。最近はノーパッド練習ばかりのため、チーム練習の前後に彼だけがフルパッド装備をしてブロッキングスレッド練習をするなど、実戦感覚を取り戻す努力をさせている。「先週より今週と、進歩してきているよ。大事なのは基礎に戻って基本的技術を徹底させること。フットワーク、ボールセキュリティといった点でね」とベネットRBコーチ。
- 昨日獲得したNTハワード・グリーンは、旅程上のトラブルのため木曜の練習に間に合わず。日曜にプレーできるかどうかはわからないが、システムはよく似ているので、とマッカーシーHC。
- 練習後に到着したNTグリーン。「最優先なのは、この日曜にプレーできるようパッカーズのシステムを学ぶことだ。助けになることなら喜んでするよ。(ジェッツ情報を求められるかは)まだわからないけど、僕なら大きな助けになると思う。彼らがランで来ることはわかっているし、ラン守備が一番重要だ。ランを止めて相手のオフェンスを(パスしかないように)追い込むことがね」
- NTグリーン本人の説明によると、合流が遅れたのは次のような事情による。
- 月曜にジェッツから解雇を通告され、荷造りをして火曜午後2時にニューヨークを出発。ルイジアナ州バトンルージュの自宅へ向かって、フォードF-450で20時間のロングドライブを開始だ。「給油とトイレ以外は止まらなかった」
- 明けて水曜、自宅まであと45分というところでパッカーズから電話がかかってきた。もうバトンルージュは目の前だった。「一番近い空港に行け、とパッカーズから言われたんで、最小限の荷物だけひっつかんでトラックを降りることになった」
- ニューオーリンズは通り過ぎていたので、バトンルージュ空港からの便を探したが見つからず。結局ニューオーリンズに向かうことになったが、今度は夕方の渋滞だ。「最初の便を逃したけど、夜7時45分発の便に間に合った」
- しかしグリーンベイ直行便はないので、アトランタを経由しなければならない。「アトランタ空港で乗り継ごうとしたが、今度はトルネードでディレイだ。ひどいもんだった。空港で夜を明かして、今朝6時の便を待った。それもさらに遅れて、結局10時。それでようやくこうしてやってきたというわけ」
- およそ30時間不眠のままミーティングに参加。そのあとドム・ケイパースDCやマイク・ターゴヴァックDLコーチとの話し合いが待っていた。
- 「今夜ホテルに行けば多少眠れるだろう。今はまだ気持ちが戦闘モードだ。妙な体験だったけど、フットボールを愛しているから何でもないよ。あとはとにかくディフェンスの感触をつかむだけ。プレーコールさえわかればプレーできる」
- ブリッツ多用のジェッツディフェンスについてCスコット・ウェルズ。「ブリッツはたくさん来る。プレッシャー重視で、片方のサイドから多人数を送り込んで圧倒したり、誰がラッシュするかわからないようにして混乱を生み出すことを彼らは好んでいる。カギはパスブロッキングユニット全員がしっかりコミュニケートし、スキームを崩さぬよう呼吸を合わせることだ。僕らのプロテクションがバッシングゲームの成否を決めることになる」
- MIN戦でQBロジャースとWR陣の呼吸が合わずに、変なところにパスが落ちるプレーが多かったのは、途中から入ったCBフランク・ウォーカーの動きに迷わされたせい、とQBロジャース。相手CBがプレス・カバレッジ(WRの直前にセットしてバンプ)かオフ・カバレッジ(WRから離れてセット)かによってルートをアジャストするが、CBウォーカーはその両方を混ぜたような動きだったため、こちらはQBとWRの判断が異なってしまった。パス失敗の多くは自分たちに責任がある、とWRジョーンズとWRネルソンは語っている。
- S/KRウィル・ブラックモンはジャイアンツと契約。昨季ACL手術を受けたヒザも回復したのだろう。