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Notebook: DTピケットとDTジョリーの負担過多
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年10月11日
- 不調のLTチャド・クリフトン。「ここ数ゲームは、そう、僕は苦戦してる。出来がよかったとはとても言えない。自分のプレーについて言い訳するつもりはない。僕はもっといいプレーをする必要がある。はっきり言って、それに尽きるよ。レベルを上げなきゃいけない」
- LTクリフトンはハムストリングを負傷しているため、欠場の可能性もある。「1試合休ませて回復に充てるというプランも話し合ってはいるが、今のところはシアトル戦に間に合うよう努力しているところだ」とマッカーシーHC。
- QBアーロン・ロジャースは水・木の練習ともパスを投げず、ハンドオフだけ。しかし、動き回るだけで肩を痛そうにしていた先週と比べると、今週はリラックスして生き生きと動き回っている、と記者たちは評している。
- FBコーリー・ホール(ヒザ)とSアーロン・ラウス(ヒザ)が水曜の練習から復帰。ホールの復帰はスペシャルチームで大きい、とマッカーシーHC。
- SSアタリ・ビグビー(ハムストリング)は木曜の練習にも復帰せず。水曜に検査を受けた結果、回復具合が十分でないと判断されたのだろうか。今週はラウスが復帰できそうなので、先週のSチャーリー・ペプラーよりはマシな代役となりそう。
- 3番手RBのクレッグ・ランプキン(ハムストリング)も木曜の練習から復帰。制限なくフルスピードでプレーしていたようで、3試合ぶりに出場できそう。
- ファルコンズ戦で負傷したDEマイケル・モンゴメリー(足首)とDEジェイソン・ハンター(ハムストリング)は木曜の練習にも参加できず、右DEは大変なことになってきた。
- ヒザの状態がパッとしないWRジェームズ・ジョーンズは、水・木とも練習を休み、シーホークス戦への出場が微妙に。「ぶつけるたびに腫れが出てしまう」とマッカーシーHC。
- 久しぶりにCBチャールズ・ウッドソン(つま先)が水曜の練習に参加し、軽く体を動かしてからケガ人組とともにリハビリへ。「状態は改善してきている。もう保護ブーツを履いていないし、ジョグ・スルー練習であっても彼が参加するのを見るのはうれしい」とマッカーシーHC。
- 昨年のRBライアン・グラントは、穴を抜けたあと1on1で相手セカンダリーを抜き去ってビッグプレーにすることが多かったが、ハムストリングのケガに苦しむ今年は簡単に捕まってしまう。先週のファルコンズ戦でも一度チャンスがあったが、Sミロイに捕まって14ydsゲイン止まり。「あれはタッチダウンになってなきゃいけなかった。1on1の勝負なら、抜いてタッチダウンにしなきゃ。自分ではそう思ってる」とグラント。
- 今季はDLにケガ人が多く、DTライアン・ピケットはカウボーイズ戦で50スナップ、ファルコンズ戦で42スナップに出場した。「こんなにプレーしたことはないよ。ヒザを痛めたのはプレー数の多さとは関係ない。ただ僕らディフェンスは、(3rdダウンで相手攻撃を止めて)もっと早くフィールドから出なきゃいけない。ラッシングヤードを稼がれすぎだ」とピケット。来週チームに合流するDTジャスティン・ハレルの復帰を最も熱烈に歓迎しているのも彼だった。
- DTジョニー・ジョリーも今季は1試合あたりの出場スナップが45回で、昨年を大きく上回っている。
- プラクティス・スクワッドから昇格したLBダニー・ランサナーは、今週初めにドルフィンズから契約(53人ロースター入り)のオファーがあり、流出を避けるためにパッカーズが慌てて昇格させた、というのが実情らしい。月曜深夜にドルフィンズからランサナー側に連絡があり、火曜朝6時のフライトが準備されていたが、ランサナーは義理のあるパッカーズに契約のチャンスを与え、パッカーズはLBホワイトを解雇して昇格させることを選んだ。「もし他球団から誘いがあったら契約の前に連絡をくれ」とプラクティス・スクワッド選手には通告しておくもので、今回のような事態はときどき起こる。
- 自分の代わりに解雇されたLBトレイシー・ホワイトについて、LBダニー・ランサナー。「僕が入団したとき、彼が先輩として相談相手になってくれた。自分も入団したときはドラフト外で同じような立場だったし、自分と同じように物静かでフィールドでは頑張るタイプだ、と彼は言ってくれた。このようなことになって本当につらいよ」
- 今週はシーホークスに移ったPジョン・ライアンとの対戦。現時点ではライアンもPデリック・フロストも苦戦していて、Pライアンのグロス43.7yds/ネット32.2ydsはPフロストの44.4yds/38.2ydsを下回っている。ライアンを放出した決断が正しかったと思うか?と聞かれたマイク・ストックSTコーチは、「もちろん、もちろん。それにこれはジョンにとってもよかったと思う。彼は優れたアスリートで、強い脚を持っている。NFLでやっていく資格はあるし、またチームが見つかってよかった」
- Pライアン本人は、「ストックSTコーチとはうまく行かない部分もあったけど、僕はできる限り耳を傾け、言われたとおりに努力した。僕の基礎的な技術やメカニックについて、コーチたちが満足していない点がいくつかあった。でも僕には自分の蹴り方でしか蹴ることができない」と振り返っている。