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Day 30: DEジェイソン・ハンター台頭
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年8月28日
- この日は今年最後のファン公開練習。次に公開されるのは来春のミニキャンプとなる。
- ヘイルメリーパスの練習では、QBブレット・ファーヴは50yds付近からブン投げて、WRロッド・ガードナーがキャッチしたのはエンドゾーンのさらに数ヤード先のあたりだった。「あの肩は素晴らしいよ。ただインバウンズに収めないと(笑)。フェンスを越えてしまうかと思ったよ。彼にはまだ素晴らしい肩の強さがある」とマッカーシーHCはむしろ嬉しそうな様子。
- 3番手TE候補のTEトリー・ハンフリーは、ディープに走りこむスピードをアピールしてTEドナルド・リーを追っている。しかしヒジのケガから復帰したこの日はエンドゾーンで2回も落球。リーも金曜日にはイージーな落球をしており、3番手争いはやや低レベルになってきた。
- 若手パスラッシャーとして、ドラフト外のDEジェイソン・ハンターと7巡指名のDEデイヴ・トルフソンが争っているが、いまのところDEハンターの評価が高い。大学ではわずか230ポンドだったハンターも今では255ポンドとDEバジャ=ビアミラ並の体重に。キャンプ序盤はプロのOTに圧倒されていいところがなかったが、ここ2週間ほどは大きな進歩を見せてロースター入りに向けアピールしている。
- 足首の捻挫で2週間以上休んでいたDE/DTケニー・ピーターソンがようやく練習に復帰している。ロースター枠ぎりぎりを争っているだけに焦る気持ちは当然だが、動きからするとまだ万全には程遠い。ベンガルズ戦への出場は"Questionable"とマッカーシーHC。
- DLが9人枠とすると通常DEは4人。バジャ=ビアミラ、キャンプマン、モンゴメリーまでは確定のようなので、最後のイスをハンター、トルフソン、ピーターソンで争うことになる。パスラッシャーとしてのポテンシャルだけを比べればハンターがやや有利。ピーターソンはそこそこの実績に加えてDTとかけ持ちできる器用さが売りだが、キャンプ前半の出来はイマイチで、後半はケガで参加できなかったのが痛い。
- 6巡指名のDTジョニー・ジョリーは、プレシーズン第2戦では初戦よりも格段によい内容だったが、それを続けることが大事だとロバート・ナンDTコーチは言う。「もっと安定したプレーをすること、もっとスピードを上げることが大事だ。手を抜いたプレーをしているヒマはないのだ。彼は2、3回よいプレーをすると、次はイマイチ乗らないプレーをしてしまう」
- このところヒザの痛みに悩まされ、期待通りの成長をしているとは必ずしも言えないCBマイク・ホーキンズだが、時おり素晴らしいプレーを見せるのも確かだ。この日のレッドゾーン練習でも素晴らしい加速でレシーバーについていき、見事なインターセプトを決めた。
- パントリターナー候補としてはCBチャールズ・ウッドソンが最有力となっている。今年はリターナー経験の豊富な選手を3人もドラフトで指名したが、2巡のWRジェニングスは本業のWRで活躍しすぎ、4巡のWRコーリー・ロジャースはキャッチが下手すぎて使い物にならず、同じく4巡のCBブラックモンは足の骨折で開幕に間に合いそうにない。WRジェニングスは、「間違いなくチャールズのものだよ。その直前のディフェンスで何かあって彼が休息しなきゃいけない場合に、僕が出て行けたらいいけどね。彼はすごく上手いし、経験も豊富だ。彼に次ぐ2番手で僕は問題ない」と語っている。
- キックオフリターナーがどうなるかのか、ほとんど混沌といっていい状態。RBダヴェンポートは実績があるが、(グリーンの状態しだいで)もし先発RBになればリターナーとしては使えず、逆にロースター落ちの危険もある。RBアーリス・ビーチやWRブリュースターは評価が上昇中だが、まずロースター入りできるのかどうか。WRジェニングスをこちらで使う予定はなく、去年よかったCBキャロルも今年はなぜかあまり使う気はなさそうな様子。その点RBガドーならまずまず条件は整っている。